梅雨明けや旅行シーズンになると、「今日はサンダルで涼しくラクに歩けるはず」と期待します。素足で風が通って、軽くて、玄関でサッと履けて出発。街歩き、ショッピング、カフェのはしご——想像だけなら快適フルコースです。
 

でも現実は、駅の階段でミュールがパカパカして手すりを掴んだり、少し歩いただけでストラップが擦れて絆創膏、雨上がりのタイル床でツルッとヒヤリ。冷房の強い店内では足先が冷えて、帰るころには足裏がジンジン。「ラクなはず」が「思ったより疲れた」に変わるのも、サンダルあるあるです。
 

実は“快適さ”は、歩行距離×床材(アスファルト/タイル/階段)×足の形(足幅・甲高)で大きく変わります。見た目や軽さだけで選ぶと外れやすい。使う場面と自分の足に合うか——ここを先に決めるのが、失敗しない近道です。

 

✅ よくある「サンダルあるある」:
・玄関で「サッと履けて最高!」とそのまま長距離に出発
・駅の階段でミュールがパカパカして焦る
・新品ストラップが擦れて早々に絆創膏
・雨上がりのタイルでツルッと滑りかける
・冷房ガンガンの店内で足先だけ極寒
・“楽”のつもりが帰り道は足裏がジンジン

 

❌ 実際は…:
・歩行距離×床材×傾斜で疲労は激変、万能ではない
・甲の固定が弱い形は脱げやすく転倒リスク
・足幅/甲高に合わないと痛み&靴擦れが出やすい
・濡れた路面はグリップの有無が命(雨天は特に)
・TPOでNGの場所もある(職場/ドレスコード店)
・クッションやソールは寿命あり、ヘタると倍疲れる

 

選び方は「距離×床×足型」:
まず行き先と歩く距離を決め、床材を想定。長距離や階段が多い日は、甲と踵をホールドするベルト型・低めヒール・グリップ強めを。街ブラ短距離なら軽さ優先でもOK。試着では“つま先立ち・段差上り下り・早歩き”の3テストでフィット確認。雨の可能性がある日は滑り止めシートや替えの絆創膏を携帯、店内の冷え対策に薄手ソックスやフットカバーを忍ばせると快適度が段違いです。帰宅後は拭いて乾かし、消臭・中底ケアで寿命を延ばしましょう。