入園前は、朝の園門前で子どもと笑顔でハイタッチ、先生と一言交わして颯爽と職場へ——そんな“ドラマの1シーン”みたいな自分を想像しがちです。
園バッグも給食セットも玄関に整列、子どもは自分から靴を履き、ベビーカーも自転車もスムーズ。お迎えでは作品を褒めて、帰宅後はおやつと入浴、就寝までノンストップ。毎日これが続くはず……と期待してしまいます。
でも現実は、出発3分前に「うんち出た」、玄関で靴が見つからず、連絡帳の体温を測り忘れ、雨の日はレインカバーでもたつき、園門では抱っこ星人。駐輪スペースは満車、門の前で知り合いに会って立ち話をしたら時間が溶け、仕事の電話は容赦なく鳴る。お迎えは帰りたくないモードの説得から始まり、買い物袋と作品袋で両手がふさがって鍵が出ない。理想と現実のギャップは、気合いではなく「段取り」で埋めるのが近道です。
✅ よくある「幼稚園あるある」:
・朝だけはニコニコで行けると信じている
・玄関に“とりあえず置き”の荷物が増殖
・連絡帳と持ち物チェックが場当たり
・「ついでに買い物」で遅くなる
・雨の日の導線を当日考える
・お迎え後に予定を詰め込みがち
❌ 実際は…:
・笑顔どころか抱っこ交渉からスタート
・“とりあえず置き”が忘れ物の温床
・体温・連絡帳・プリントの三角ミス
・買い物で子の体力が尽きて荒れる
・レインコート、カバー、タオルで渋滞
・予定過多で夕方のぐずりが増幅
作戦は前夜に:
送迎は前夜の5分で9割決まります。玄関に「出発トレー」を作り、連絡帳・ハンカチ・名札・園帽子をひとかたまりに。体温は寝起き前に測って記入。雨の日はレイン導線を固定(自転車派は鍵→レインカバー→子ども→荷物の順)。お迎え後は「直帰か公園か」を事前宣言し、帰宅導線にごほうびポイント(家の前でシャボン玉1分など)を設置。週一で“作品箱”を用意して入れるだけにし、写真で記録してから処分の基準も家族で共有しておくとブレません。
コメントであなたの送迎ルール(前夜5分の工夫や雨の日の導線、直帰させる合言葉など)を教えてください。