丸い顔に小さな折れ耳、大きな丸い瞳。まるでぬいぐるみのような愛らしさで、多くの猫好きの心を射止めてきたスコティッシュフォールド。
SNSでも「おっとりしていて、ずっとゴロゴロしている」「まるで上品な貴族のよう」なんてイメージで語られることが多く、ふわふわな毛並みと静かな佇まいから、“優雅な猫”の代表格として知られています。ペットショップやInstagramの写真を見て、「きっと毎日この子に癒されながら、平和な時間が過ごせるんだろうな」と憧れる人も少なくありません。
ところが、実際に一緒に暮らしてみると、その印象はいい意味で裏切られます。
普段は確かにおっとりと丸くなっているのですが、スイッチが入ると一転、家中を駆け回るハンターに早変わり。早朝の廊下ダッシュ、夜中の棚上り、窓の外の鳥に向かっての高速カカカ鳴き──優雅どころか、全力で“野生”を見せてくれる瞬間もあります。さらに、甘えん坊な子は人の後をずっとついて回り、トイレやお風呂の前で待機することも。「想像していた静かな猫ライフ」とは少し違う、意外な日常が待っているのです。
✅ よくある「スコティッシュフォールドあるある」:
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いつもおっとり、静かに寝ている
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抱っこされても嫌がらず、ずっとゴロゴロ
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優雅に毛づくろいしている姿が多い
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鳴き声が小さく、あまり鳴かない
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動きがゆっくりで、あまり運動しない
❌ 実際は…:
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猫じゃらしを見た瞬間、別猫レベルで大暴走
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抱っこは気分次第、数秒で脱走することも
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毛づくろい途中に急にダッシュしてどこかへ
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鳴かないどころか、ごはん前は熱烈アピール
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突然の深夜運動会で飼い主の睡眠が削られる
でも癒されるよな:
スコティッシュフォールドは確かに見た目は優雅で、抱きしめたくなるほど可愛い存在です。
でも、その中にはしっかりとした“猫らしい野生”と“気まぐれさ”が同居しています。静かでおっとりした時間もあれば、突発的な大運動会もあり、甘えん坊モードでべったりの日もあれば、ひとりで高い所に籠城する日もある。そうした予測不能さこそが、一緒に暮らす面白さなのかもしれません。もし「スコティッシュ=ぬいぐるみみたいにおとなしい」という幻想だけでお迎えすると、そのギャップに驚くこと間違いなし。でも、そのギャップを受け入れたとき、愛情はさらに深まります。あなたのスコティッシュフォールドはどんな“ないない”を見せてくれますか? ぜひコメントで教えてください。