「あれっ」と思われるかもしれませんね。今回のレシピは、中華の王道、麻婆豆腐。まちやのレギュラーメニューではありませんが、居酒屋時代によく作っていたものです。
最近思い出して、ちょくちょく作っています。来店していただいた方にサービスでお出ししたり、知り合いに持っていったりして好評な一品です。
今から20年ほど前に、夜間の調理師学校に通っている時に、故陳健一さんが講師として来てくれて、教えてくれたレシピです。豆板醤やラー油が大量に入っていて、辛そうに見えますが実は・・・、
とっても辛いでーす！ でもうまい！！
*************************************
■麻婆豆腐
材料（4人分）
絹ごし豆腐（300g）1丁、豚ひき肉100g、長ネギのみじん切り1/3本分
＜A＞
豆板醤大さじ1、豆鼓醤（トウチジャン）小さじ1、甜面醤（テンメンジャン）小さじ1、ニンニクのみじん切り小さじ1、ラー油大さじ1
＜B＞
中華スープ150cc、塩少々、白コショウ少々、濃い口醤油大さじ1弱、紹興酒大さじ1
＜仕上げ＞
水溶き片栗粉適量、花椒（ホアジャオ）適量
作り方
①絹ごし豆腐は、1.5㎝角くらいに切り、軽く水気を切っておく。Aは小皿に、Bは器に合わせておく。
②フライパンにサラダ油（分量外）をひき、豚ひき肉を強火で炒める。
ひき肉に焼き目がついて、サクサクになるくらいまで炒める。
③火を止めて、Aを加え、余熱で炒めて香りを立てる。
④Bを加えて、火をつけて沸騰させる。
⑤ここに豆腐と長ネギのみじん切りを入れる。
豆腐が崩れないように優しくかき混ぜながら煮る。
⑥水溶き片栗粉でとろみをつけて、火を止めてミルで挽いた花椒を振りかけて完成！
料理のポイント
①ニンニクの香りが気になる方は、ショウガで代用しましょう。
②ひき肉をサクサクになるまで炒めるのがコツ。肉のうまみや香ばしさが出て、食感もよくなります。
③花椒は中国の山椒です。独特の香りと、痺れる辛さが特徴。手に入らなければ山椒で代用できますが、本場感は薄れます。ミルがなければ、包丁で細かくして振りかけてもよい。