包丁各部の名称1・刃渡り | まちや 蕎麦日和

まちや 蕎麦日和

札幌市西区の住宅街にある、小さなそば屋です。
摩周産そば粉を使った本格手打ちそばを提供しています。
そんなワンオペそば屋の独り語り。

包丁のことって、なかなか書くのが難しいんですよね。

 

切り方だとか切れるメカニズムなんかを、

分かりやすく書くのはホントに困難だし、

皆さんも?がいくつも頭に浮かんでいると思います。

 

そこで今回から、その第一歩として、

包丁の各部の名称を解説していきます。

 

■刃渡り

包丁の長さを言います。

 

全長ではなく、刃(切れる所)の長さです。

 

出刃包丁だと、

こうなります。

 

これは、牛刀などの洋包丁でも同じです。

 

21cmだとか27cmといった3cm刻みです。昔の寸の名残でしょうか。16.5cm(5寸半)というものもあります。洋包丁も同じです。

 

計り方が少し違うのが、こちら。

柳葉包丁です。

 

柄とつながる部分を見てください。少し細くなっていますね。

 

先ほどの出刃包丁は、

ストレートにつながっていますが、

 

柳葉は、少し細くなっています。

この部分を、マチといいますが、

マチがある包丁は、ここからの長さが刃渡りになります。

 

なぜこうなっているのか分かりませんが、

1cmくらい刃渡りが長くなります。