包丁のことって、なかなか書くのが難しいんですよね。
切り方だとか切れるメカニズムなんかを、
分かりやすく書くのはホントに困難だし、
皆さんも?がいくつも頭に浮かんでいると思います。
そこで今回から、その第一歩として、
包丁の各部の名称を解説していきます。
■刃渡り
包丁の長さを言います。
全長ではなく、刃(切れる所)の長さです。
出刃包丁だと、
こうなります。
これは、牛刀などの洋包丁でも同じです。
21cmだとか27cmといった3cm刻みです。昔の寸の名残でしょうか。16.5cm(5寸半)というものもあります。洋包丁も同じです。
計り方が少し違うのが、こちら。
柳葉包丁です。
柄とつながる部分を見てください。少し細くなっていますね。
先ほどの出刃包丁は、
ストレートにつながっていますが、
柳葉は、少し細くなっています。
この部分を、マチといいますが、
マチがある包丁は、ここからの長さが刃渡りになります。
なぜこうなっているのか分かりませんが、
1cmくらい刃渡りが長くなります。