マニラのゴミ山とスラム パヤタス 15-Jan-2011(7日目) | とある学生バックパッカーの旅行記録 This Collegiate Backpacker's Travelogue

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各国の旅で体験したことをまとめたブログです。旅に出てから時間が経ってしまったが、薄れ行く記憶を辿って当時の光景を残したい。各地の写真をアップするのでブログを読んで頂いた方に少しでも現地の雰囲気を感じてもらうことを目標に書いてみます。


今日でフィリピンも最後です。フィリピンの大学院で学んでいる先輩の所属する
SALTというNPO活動を見学するためにジプニーを乗り継いでずいぶん遠くまで来ました。





ビニールで作った凧で遊ぶ子供たち。




彼らの生活するすぐ傍らにはうず高く積まれるごみの山。生ごみから家電までありとあらゆるごみが次から次へと運び込まれてきます。

フィリピンでは環境保全のためごみの焼却処分が禁止する法律があるそうで行き場のないごみがここに集められているのです。炎天下で生ごみなどから発生する可燃性のガスに引火して炎がくすぶり煙が立ち上って見えることからスモーキーマウンテンと呼ばれています。

このゴミの山の中から生活の糧となるものを探しては売り、日々の生活をまかないながら生活している人たちがいます。

彼らの生活自立を促す活動をしているのが今回訪ねたNGOです。





先輩の所属するNGOではスラムで暮らす家庭の経済的自立を促すために子供たちのお母さんに手芸の民芸品であるクロスステッチの生産と販売、ならびに日本語の教育を行っていました。



子供たちは外でバスケットボールをしたり元気いっぱいに走り回っています。







カメラを向けるとうれしそうに寄ってきてポーズをとる少年が印象的でした。
おそらく彼だけで10枚以上撮った気がする。







あごに手を当てるのがお気に入りのポーズらしい。





友達を呼んですぐに戻ってきた。







レンズを覗き込んでいる瞬間を捉えたのがかわいくて一番のお気に入り。






劣悪な環境で暮らす子どもたちだが彼らは元気いっぱいでどうしてそんなに幸せそうなのかわからなかった。
日本で生まれ育った自分にはまったく理解が及ばないが国や環境が違えどそこには同じように人々の生活があって生きる力強さを感じ取れた。

うまく感じたことを表現できないけれどもスラムに行って彼らに会えて良かったと思えた。


こうして1週間かけて旅したフィリピンは大満足!!



その晩にはお世話になった先輩にお礼を言って次の国であるブルネイ行きの飛行機に乗った。