1/21-22は新潟ジャズストリートに出演のため、新潟へ行って来たので、徒然なるままに旅行記をしたためてみます。(今回は長いです。facebookに書いた記事を保管用にこちらに移しました。)
<1日目(1/21)>
到着してすぐ、全部が美味い奇跡の回転寿司「弁慶」で昼食。
ノドグロの寿司はやはりヤバイ。塩で食べるのが正解。素材が美味いものは塩で食えばだいたい正解。
その後、昼過ぎから理科大OBバンドでジャズフラッシュに出演。
先日、ベビ蔵の誕生祝いにOB大橋さんからチャーリーパーカーの由緒正しきLPセットを頂いたこともあり、今回はパーカー色強めのセットリストにしてみました。
ビバップ曲の音数多めなテーマをギターとテナーでユニゾンする、っていうのが楽しいので、レパートリー増やしたい。
今回も温かいお客さん達に囲まれ、最高でございました。
理科大OBはそんなにいなかったのですが、満席で入れなかった方もいらっしゃったようで恐縮でしたが、ありがたい限りでございます。
<セットリスト>
Bloomdido
Fee fi fo fum
Like sonny
Milestones (old)
I can't get started
Pursuance
演奏後は例によって古川鮮魚や居酒屋で新潟の美食をさらに堪能し、23:00にはフラッシュのセッションへ。
今回は管楽器奏者が多かったので、一曲だけI Love Youを演奏。
楠さんの怒涛のバッキングに懐かしさを覚えつつ、ハイテンションのまま駆け抜け、すごく楽しかった。ベースの山形大学シュウトくんも良かった。
実は、後輩小島のテナーを借りて吹いてたんですが、誰もそのことには触れてこないので、「管楽器奏者は楽器自体を変えても、その人の音はあんまり変わらない」という仮説が立証できた気がします。
音色って、吹く人自身に拠るモノが一番大きいんだなあ。気道とか喉の広げ方とか息の入れ方とか。
逆に言うと、いくらハイグレードな楽器を持ってても、吹く人自身が頑張らないと結局ダメ。頑張らねば!
そもそも、新潟ストリートはテナーの八木さんに「面白いイベントがある」と誘われたのがキッカケで、初回参加の2008年はシットインとセッションのみ。
スワンにシットインして、八木兄弟、大御所プロの音川英二さんと熱いバトルした気がします。
2008年の八木ブラザーズVol.4の写真に音川さんと小生がちゃっかり写ってるのを見つけた!
http://www.niigata-jazzstreet.com/archives/12th/06.php
そんな感じなので、昔は理科大OBは小生1人の回も結構あった気がします。
自分のバンドで細々と参加していたのですが、最近は先輩達や後輩達バンドも出演するようになり、1970年代入学のOBから現役まで、総勢20人近いメンバーが新潟で集まるという謎の展開(笑)
今では理科大ジャズ研OB会長兼ツアーコンダクターとして、新潟の食の聖地「喜ぐち」の予約や引率をしたりしております。
ちなみに、フラッシュのセッション、本当は最後まで居たいのですが、喜ぐちに大勢入ってゆっくりできる時間帯は1:00スタートくらいしかなく、喜ぐちでのゆるい飲み会も毎回楽しみなので、毎回、後ろ髪を引かれる思いで喜ぐちに向かっております。
さて、喜ぐちでは、小柴が連れて来た山形大学現役ベースのシュウトくんの美味い料理に対するコメントが秀逸過ぎて、喜ぐち界(料理を食べて褒めるコメントを言い続けるという遊びを延々と続ける謎の世界)にものすごい若手が現れたと驚愕。フレーズもタイムもバッチリ。ベースのプレイも良かったし。
そんな感じで楽しい夜は5:00くらいにお開きとなりました。
喜ぐち前の居酒屋でも、小島とゴマちゃんが面白くて、沢山笑って最高だったなあ。
<2日目(1/22)>
定番の朝ラーメン(くら田お休みにつき今回はカトウ)を食べ、喫茶店シャモニーへ。コーヒーをサイフォンで淹れてくれるガチ喫茶店。こういう店がちゃんとある新潟、最高すぎる。
で、ダラダラとした雑談の中で、山形大学ジャズ研現役の皆さん+小柴、小生で急遽水族館に行くことに。
小生は江ノ島水族館の年間パスを持っていたほど水族館好きなのだけれど、一緒に行った山形大学現役生物学科の少女(ドラム)の知識量が凄まじく、プライベート解説員を連れた一団と化す我々。
「山形大学現役生物学科の少女(ドラム)」は長いので、仮に「さかなさん」としておこう。
年間パスを持っていたとは言え、主にイルカショーを観たいためであり、正直、魚にはあんまり興味がなかった小生なのだが、今回は違った。
今までなら素通りしていたであろう入り口付近の小さい水槽でいきなりさかなさんの知識が炸裂。
魚やイソギンチャク、サンゴなど色々な生物を指差し、短い解説を加えるさかなさん。
一同から受ける質問にも即座に回答するさかなさん。とめどなく流れる知識の洪水。か、カッコいい。。。
単なる無口な少女だと思っていたさかなさんが、憧れすら覚えるほどの大きな存在に。
というのも、小生は、昆虫博士になりたい、という思いの元、昆虫図鑑を覚えまくる少年時代を送っておりました。
昆虫好きから理科が得意になったんだけど、昆虫博士になりたい、という初心はいつのまにか消え失せ、単なる理系人間になってしまい薬学部に進んで今に至ります。
でも、さかなさんは生き物好きの初心を忘れず、ブレずに大学まで歩んでいるんですよね。
子供時代は小生もさかなさんも多分同じような感じだったと思うから、ブレずに大学まで歩んで来ていることに感動するとともに、タイムマシンが欲しくなりました。
今に不満があるわけじゃないけれど、少年時代の小生にさかなさんみたいな道もあるぞ、と伝えてあげたい。
そうしたら、パラレルワールドの小生は今頃、虫採り網を片手に海外の森を駆け巡っているかもしれない。
そんな感じで、今回は若者達に大いなる刺激を受けた新潟遠征でございました。
アンテナは広めに構え、年寄りの先入観から面白いことを見逃さないように、これからもゆるく暮らしていきたいな、と思います。