3.11以来、年に数回、法事と復興の定点観測しに岩手県沿岸部に足繁く通っているわけですが、纏まった文章に起こすこともせずにいたので、現状の整理をしてみます。

まず、大船渡。
今回は街中の写真は撮ってないんでアレですが、簡単に現状報告。

<津波浸水地域(大船渡駅周辺の旧市街地)>
•国道沿いを中心に、少しずつ商店が建ち始めている
•住宅建設については、まだ意見が割れているようで、先走り気味な家屋は何軒かちらほらと建ち始めている

<高台地域(盛駅より上)>
•宅地造成ラッシュ
•スーパーが何軒か移転してきている

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これは盛駅。

道路のようなものはJR大船渡線のBRTと呼ばれる、簡単に言うと「線路が流されちゃったから代わりにバスを走らせてるシステム」の道路です。
一応、位置づけ的には「線路」なので、おじさんがチャリで走っていたりすると、怒られてます(笑)

一関から気仙沼までは電車、気仙沼から盛駅まではBRT、その先は、あまちゃんのモチーフになった「三陸鉄道」が復旧しているので盛駅から吉浜駅までは電車で行ける、って感じです。

今年の四月、吉浜駅以北も復活するらしいので、乗り鉄は行ったらいいと思う!
http://www.sanrikutetsudou.com

次に、陸前高田。
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数キロ四方にわたる津波到達地域は、いまだに更地です。

電車の高架のような巨大建造物が海岸線沿いそびえ立っていたのですが、聞いたところによると、かさ上げ用のベルトコンベア、とのこと。
山から土砂を直接運ぶことで、トラックだと7年かかるかさ上げ作業時間を短縮するのだそう。
確かに、掘削中の山から直に旧市街地まで伸びてました。山の土砂を旧市街地に流し込むイメージ。スケールがデカすぎる。
今しか見られないので、巨大建造物フェチは陸前高田へ!

そんな感じで、復興は気が遠くなるほどまだまだ先なので、根気よく定点観測を続けようと思います。



<番外編:一関 ベイシー>
帰りに一関に寄ったので、東北が世界に誇るジャズ喫茶、ベイシーへ。

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道すがら、モヤモヤした雰囲気の美容院を発見。期待も高まるばかり!

ベイシー到着!
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あれ!?あいてない!?
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貼り紙が!
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おい!!
「のっぴきならない都合」ってなんだよ!!


モヤモヤした感情を抱えたまま、帰路に着いたわけであります。