どうもおはこんばんにちは。
A Ghost of FlareのYuyaでございます。

このブログの趣旨はブログタイトルの通りなので割愛。
基本的には1記事毎に1作品批評していきます。
最新作の場合は「勝手に最新映画批評」として別partで記事にします。
評価は10段階評価ですが、たまにトリッキーな評価も致しますのでご了承下さい。

では早速。



【イン・ザ・ヒーロー(邦画)】
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唐沢寿明は日本の俳優の中でもかなり好きな方なんで(バラエティ出てる時も含め)、何故見落としていたのかよく分からないんですが今更鑑賞致しました。

唐沢寿明ってテレビドラマだと良い作品と縁があるイメージなのですが、映画だと何故か駄作が周って来てしまう事が多いんですよ。
ですが今回は、唐沢寿明自身が若手時代に経験したスーツアクターのストーリーという事でどうかなと思ったのですが…。


まず始めに言いたいんだけど、この映画













スーツアクター馬鹿にしてるだろ??






スーツアクター=陰   顔出し俳優=陽

こんな簡単な対比でしか映画的ストーリーを作れない脚本家はアホなのかと。
勿論今の唐沢寿明があるのは若手時代のスーツアクター歴があるからにせよ、それを本職としてプライド持ってやっている人達の気持ちを汲み取る術、表現する術はもっとあったはずだと思うんだが。
タイトルが「ヒーローの中」だぞ?

まぁクソ程しょうもないベタベタなサクセスストーリー、だったらまだ良かった。
顔出し俳優への道を切り開いてハッピーエンドだったらまだ分かる。











俳優としてのハリウッドデビューでなんで白装束で顔隠してるの??

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マジで謎過ぎない??いや、スーツアクターと変わらんやろそれ。
ていうか絶対スタントマンとしてその役を引き受ける方がよっぽど筋通るよな?

「日本のヒーローショーに甘んじていた男がハリウッドでスタントマンデビューする」

これで良くない?ていうかこれが良くない?

なんでこれが「俳優への道切り開いたぜ!」みたいな感じで終わるの?
意味分からん、意味分からな過ぎて頭痛くなって来た…。





そしてこの映画の脚本家と監督の「ハリウッド映画」に対する認識の甘さね。

主人公がハリウッドデビューするきっかけが、その映画の主人公役の俳優が「8.5Mの高さからワイヤーもマットもCGも無しで落ちる」っていう監督の指示に納得いかずに役を降りたって事なんだけど。









配役の時点でそれを確認しないハリウッド監督なんていねぇよ!!






そんでもっていざ撮影がスタートすると













唐沢寿明が落ちるシーンバリバリCGなんですけど??






いや…そこは映画なんだからカメラ割り使ってCG使ってない風に出来るだろ…。
なんでわざわざ1カットでCG使うんだよ…。

そんでもってそれだけワイヤーもマットもCGもない事に拘っていた監督なんですが。










舞台が思いっきりグリーンバックなんですけど??


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いい加減にしろよマジで…。
このハリウッド映画の監督は何がしたいんだよ…。


その他にも福士蒼汰役のキャラ設定の適当っぷり(お母さんに会いたいからハリウッド目指すとか、家では優しいのに現場ではツンツンしてる意味の無さとか)だったり突っ込みどころしか無い映画でした。

唐沢寿明と良い題材の完全なる無駄遣い。

こういう中途半端な邦画が一番嫌い。



オススメ度2