side O
狭いソファで言葉もなく絡まりあって、繋がって、息づかいだけが加速していく。
「は ぁ、は ぁっ、」
「ん っ、ぁ、、あ っ、、」
ニノが漏らす吐息まじりの声に自分が興奮していくのがわかって余計にニノを強く攻める。
何度も何度も。
「い ぃ、、も っ、、もっ と、、」
ニノが嫌だ、と言わない交わりは初めてだ。
今までとは全然違うニノの反応。
言葉も仕草も、吐息さえ。
こんなに。
こんなに愛し合うことって自分を満たしてくれるんだな。
一方的に愛するんじゃなく、相手にも求められてこっちも求めて、、。
心が満たされるって意味が漸く、わかった。
今まで俺がしてきたことはただの自己満足だったんだ。
ニノ。
こんな俺を、好きになってくれてありがとう。
「は ぁっ、かず っ、、かずっ、愛 してるっ、、かずっ、」
ニノの頭を片手で抱き込んで強く打ち付けてる俺に涙を流すその目で優しく微笑んでくれた。
「あ っ、、ぁ、さ としっ、、俺 も、俺もだよっ、、は っ、、は ぁ、、も うっ、」
ぎゅうっと背中を抱かれ、俺はもう本能のままニノを攻めて天辺向かって熱を放った。
これ以上の幸せ、、感じたこともないくらい。