宮城県北部の田園地帯は田植えが終わって
水を張った田圃が緑の苗と、きれいなコントラストを
見せて、美しい風景を見せています。
車で走っていて、一年間で最も気持ちのいい季節です。
ところが、田圃につきものの蛙の声が全くしないのです。
蛙がいないのですね。
登米市にある分院も田圃に囲まれていますが全く蛙の声が聞こえません。
元来田圃の面積は一枚一反歩(300坪 1000㎡)が
標準でしたが、このところ大規模化が進められていて
分院の周辺では5反歩を一枚にまとめる再編成を
しています。それに伴って水路を水道管に変更、蛇口を
ひねって水を出し、排水も地下に埋めた下水管に
流すようです。排水は下水道処理場に流して浄化する
様子もありませんので、何のための給排水システムか
わかりません。田圃周囲の自然の水路が消失
したので蛙が住めなくなったようです。
このところ白鷺をみることが多いのですが、エサとなる
蛙や、ザリガニが居ないので、生きていけるのか、
いささか心配しています。