聞き慣れない言葉です。
実は、手術顕微鏡に取り付ける付属装置の名称です。
乱視入り眼内レンズの手術時に乱視軸を合わせる装置です。
Alcon社製で、予め眼球計測をしておき、データをUSBで
顕微鏡側の装置に入力すると、術者の視野に
乱視軸が表示される、というしくみです。
乱視入り眼内レンズの適応となる患者さんが
当院では月に最低でも10名程居ます。
Verionを使って、正確に乱視軸を合わせ、
元からある乱視を矯正してしまいます。
同様の装置でカールツァイス社製のカリストがすでに入っていますので
当院の新しくなった手術顕微鏡2台とも、
乱視入り眼内レンズの手術に対応出来ることになりました。
入れられた眼内レンズの乱視軸は、術後に回転
することがありますが、それを修正するのにカリストやベリオンが
大変有効に機能します。