先週はアクティブワークと縦割りワークが同じ週に実施となったため、今週はその振り返りを行いました。実施する内容の難易度が上がる中、それについていくことのできるお子さんと、そうでないお子さんがいることもまた事実です。ついていくことが難しいお子さんに対して、どのように向き合うのか、またモチベーションを失わせないようフォローしていくことが講師としての腕の見せ所となります。お子さんによってタイプが異なるわけですから、それぞれに応じてあの手この手で指導しています。ガチっとはまる瞬間と出会えたらそれは奇跡の瞬間でもあり、その瞬間と出会うために日々邁進しております。
グループワーク
高学年は前回実施したアクティブワークの良かった点と残念だった点を思考し、発表してもらいました。反省をするということはとても重要なことで、反省イコール悪かった自分を認識すると考えているお子さんがいましたが、それは反省とは言えません。反省とは自らのことを省みることなので、悪かったことだけでなくどうすれば次に活かすことができるかまでをきちんと考え、実際に自分ができる解決策を具体的に出す必要性があります。そこまでの一連の流れを頭では理解してはいるものの、行動化できないことで苦しい思いをしているお子さんをよく見かけます。今は一緒にこの一連の流れを作るお手伝いをしていますが、いずれは一人でこの作業ができるようサポートしております。
コミュニケーションワーク
今回の状況↓
「ある昼休み、あなたとゆかりさんは鬼ごっこをして遊んでいました。鬼になったゆかりさんから逃げようとあなたが走り出した瞬間、ゆかりさんがあなたの後ろから勢いよく抱きついてきてそのままあなたはこけてしまいました。ゆかりさんは「わざとじゃないから!」と叫びました。あなたの膝からは血が出てきて痛くてたまりません」
小作文ワーク
今回は「読んでいる人が嬉しくなるお話を書きましょう」がテーマです。
例えば「誕生日」であれば大抵の人が「嬉しさ」という感情と合致します。一方で「えんぴつの芯を尖らせる」と書いた場合、それは万人共通の嬉しい体験ではないため主観的な嬉しさになってしまいます。自分が好きなことは相手も好きに違いない、自分の興味のあることは自分以外の人も皆興味があるに違いない・・・このような思考の癖は早い内に気づき、是正できるに越したことはありません。作文を通してこういった思考の癖に気がつくことができるよう指導しております。