集団コース | Y’s Lab.

Y’s Lab.

当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

いよいよ3月に入り、ラボの今年度のレッスンも残り2回となりました。

集団ワークでは前回からまとめのワークに入り、自由な枠組みの中でどれくらい今年度培ったきた力を発揮することができるのかをテストのような気持ちで見守っております。むろんそこには各人の次年度に繋がる課題も見えてきます。現状をしっかりと把握し、分析したものを保護者さまと共有し、次年度の目標を立てていきます。

#早咲き🌸

 

大学生/高校生のグループ

コミュニケーションワーク

前回同様怒りをぶつけられる会話をロールプレイで実施しましたが、激しめな怒りをぶつけられるとタジタジしてしまうお子さんが沢山いました。タジタジした後に、やってもいない事柄を思わず認めてしまい「ごめん」と謝ってしまうお子さんもいました。このことは現実場面においても濡れ衣を着せられたとしても、争うこと自体が面倒臭く思えてしまい、自分が相手の怒りを受け入れさえすればその場が収まるという考え方が見え隠れしました。このことは自分に自信がなかったり、争うこと自体が面倒だったり、そもそも人と関わり合うことに抵抗感を持っていたりといったようなことが根底にあります。このような気持ちがあることを自分自身が知り、それを認めた上でよりよい方法を模索していくことが求められます。

具体的には、怒りに向き合う、相手を諫める、または回避することも含まれます。やってもいないことを認めるくらいならば、その場を一旦離れる選択をすることもまた必要なスキルです。

さらに、相手の怒りの度合いによっては言語以上に非言語コミュニケーションのほうが役に立つことも学んでもらいました。例えば「私はやっていない」と相手の目をしっかりと見据えながらしっかりと宣言するよりも、「私はやっていない」と悲しそうに目を伏せるほうが怒りをぶつけられた自分の悲しみを表現することができるのです。このような差を体感してもらい、自分にはどのような怒りの対処法が向いているのかを確認してもらいました。

 

中学生のグループ

ヴィジョン・トレーニング

自分の処理能力を知ることを目標に起きながら実施してきました。

不注意がある場合は、時間を多めにとってゆっくり実施したり、見直しをする癖をつけてもらったり、処理自体が苦手な場合は、図化することでやりやすいノウハウを一緒に見つけてきました。

そのような努力の甲斐があり、殆どのお子さんがミスが少なく、処理速度も速くなってきています。

集中力と言っても、短期集中型の子もいれば長く集中できる子もいます。大半は短期集中型タイプですが、短期と言っても自分がどれくらいの時間内であればより良い集中力を発揮できるのかを知ることができることがとても重要なことです。

ワーク内容もかなりレベルアップし、大人であっても6割くらいの正答率の内容のものであっても、子どもたちは8割前後の正答率を毎回誇っております。まさに継続は力なり、ですね。

 

小学生のグループ

集団ワーク

冒頭にも書きましたが、2月までにやっていたワークすべてを子どもたちで司会進行してもらっています。

今まででよく起こっていることは、集団内の誰かがミスリードした際、全員がそれに従うという現象が割とよく起こりがちであるということです。

このことは集団心理学用語で’集団浅慮(グループシンク)’と言います。

組織や集団の意思決定において、早急に合意形成を図ろうとするあまり、その結論が正しいかどうかを適切に判断、評価する能力が著しく欠如するといった現象が起こります。その結果、より危険性が高い事項を決定してしまうといった“リスキーシフト”が生じるのです。“リスキーシフト”とは集団極性化の1つで、個人よりも集団の方が高リスクを選択しやすくなる現象のことです。

こういった傾向に陥ると、自分一人で考えれば正誤の判断がつくことが、集団で議論することでかえって判断能力が欠如してしまい、過ちにつながるという考え方です。

このことを子どもたちに伝えたところ、全くそのことに気づかなかったという子もいれば、間違ったことを言っていることは分かってはいたものの、それを指摘してはいけないような雰囲気だったので敢えて言わなかったと答えた子もいました。集団での思考は時に個人の思考とは全く異なる方向へと進むことがあり、それが間違っていてもそのようになることがあるのだということを知っているか否かは今後の集団生活において大きな助けとなるでしょう。

保護者さまからも社会人でも知らないことを、この時期から知ることができることは有意味なことだというご意見を頂いており、心理学の知識は将来的に子どもたちの武器になるであろうと思っております。

 

 

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