個別コース | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

個別コース@栄校・藤が丘校

7月第4回目の個別コースです。

あっという間にもう7月も4週目が到来し、早くも

本格的な夏真っ盛りの8月がやってきますね。

日々の時間の速さに驚く毎日です。

始まった夏休みに心を躍らせ、色々なイベントや行事を楽しみにしている

生徒さんの声を聞きます。

是非、色々な思い出づくりをして、その事をまた教えてくださいね。

 

 
またまた、涼を求めて今度は「蓮」の花を観賞してきました。

水辺のお花の優雅さにしばし時を忘れて、見惚れてしまいました。

 

クリップ中学年以上のお子さま

・挨拶を返していく

前々回の室外プログラムから2回目です。 本日は前回苦手だった、挨拶や店員さんへの質問をすることを 意識した関わりを行ってもらいました。 少し緊張気味でしたが、暖かいお店の方に見守られ試食をしてみたり、 商品を納得するまで限られた時間で吟味することが出来ていました。 次回は、夏の特集企画としてより実践的な場面でのプログラムを考えています。 是非チャレンジしてほしい課題です。

 

クリップ小学校中・低学年のお子さま

・テーマについての気持ちの具体化

毎回色々なテーマについて、相手に分かりやすく伝えることを 行ってきた生徒さんです。 少しずつですが、自分の気持ちを表現できるようになってきました。 ただ伝えたいことを伝えるのではなく、論理的に順番を意識して 伝えていくことも大切です。 夏休み中は、全体的にまとまってきた内容を他の生徒さんに 伝える事やそのテーマについての他の視点を共有してもらうことが出来たらと考えています。  

 

 ・細かな表情から気持ちを考える

こちらの生徒さんは、久しぶりに2コマ対応の少し長い療育となりました。 最近はサポートを少なくして、自分の力だけでの課題の取組みを頑張ってくれています。 本日は、2コマのスケジュールを立ててもらいました。 予定していた、キャサリンとの触れ合いタイムもしっかりと確保できたプランニングが出来たことに成長を感じます。 また、保護者様から嬉しいご報告もありました。 文章を読む力、書くための力、聞く力、話すための力を重点的に評価するある国語の検定試験の結果が年齢以上にとても良い結果であった事。特に、話すための力、書くための力がUPしていたとの事でした。 此方で目標としている内容が確実にアップされていて、とても嬉しいご報告でした。 本日は、さらに細かい表情の違いから心情を考えていくトレーニングも行いました。 同じ「嬉しい」という事でも微妙に内容は違いがあります。 少し難しいテーマでしたが、楽しんでチャレンジしてくれました。


 
クリップ幼児さん

・自分で説明する

とても緊張しやすい生徒さんです。少しでも環境の変化があると、ついつい黙ってしまう事が多いお子さんでもあります。 只今、「自分の言葉でお話しする」という事を目標に、自分の身近な物についての説明を行ってもらう課題を実施しています。 身近な物として、「食べ物」のカテゴリーを分け、野菜や果物についてまずは整理しました。 そして、その「食べ物」がどんなものなのかを考える説明を講師が実施。 最後に自分で講師が行った説明する役をチャレンジしてもらいました。 スモール・ステップでの成功体験を重ねていってもらいます。   

 

・質問の意味を理解する

言葉は良く知っているけれども、その質問の意味を理解することが苦手な生徒さんです。 本日は身近な、「飲む」、「食べる」といった行動から意味する質問を理解するプログラムにチャレンジしました。 始めは、飲むと食べるが混同していた様子です。 ですが、粘り強いお子さんですので何度も繰り返していくと、きちんと理解をすることが出来ました。ご自宅での取り組みもお伝えしています。 復習を重ねて、定着化を行っていきましょう。  

 

 ・顔を見ながらのやり取り

最近、少しずつですが顔をみてくれる時間が増えてきている生徒さんです。 言葉での関わりを促しながら、欲しい物の「指さし」やその要求を示すサインを 出せるように関わっています。 遊びの中でのやり取りですが、少しずつ流れがあるような関わりやお互いが順番に行うようなやり取りを意識して行っています。 とても動く事が大好きな生徒さんですので、今後バランスなどの感覚統合的な課題もチャレンジしていく予定です 。

 

・勝手に持ち帰らない

集団内でのルールや他のお友達の気持ちを考える課題にチャレンジしている生徒さんです。 以前はどうしても、好きな物、欲しい物があると勝手に手にとって手放さなかったり、鞄にいれてしまう様子が見られていました。 その為、何故その行動がいけないのか、困ったことになるのかをSSTで考えてもらいました。 理屈ではきちんとわかっていても、行動としてそれが活かされるのには時間が必要な事も多々あります。 彼女がそのこだわりを見せた時に、繰り返し学びの内容を伝えながら定着をしていくことをサポートしていくことが大切だと思っています。   

・複数の指示を理解する

こだわりが強い生徒さんですが、少しずつ柔軟な落ち着いた対応ができるようになってきました。音に敏感な特徴もあり、本日の身体部位ではタンバリンを使ったプログラムに少し不安がありました。ですが、その音にも大きく反応することなく、講師と一緒に課題を取り組めたことに成長を感じます。 また本日は、複数の指示を聞いたうえでのやり取りの課題を行いました。 良く聞いておかないと間違いもあるのですが、2個の指示はきちんと理解できています。 就学に向けて、沢山の指示でもパニックにならないように、今から頑張っていきましょう。

 

いよいよ梅雨明けもし、本格的な夏が到来します。

これからは猛暑との付き合い方を考えねばなりません。

外へ出かける事も多くなるこの時期。

しっかりと水分補給と無理のないスケジュールで夏を乗り切っていきたいものです。