需要と供給の原則 | 不動産鑑定士 阿部祐一郎の今日この頃。

不動産鑑定士 阿部祐一郎の今日この頃。

四国・徳島の若手不動産鑑定士が綴る、日常のクスッとした話やちょっと専門的な話についての今日この頃。

我々不動産鑑定士には、評価を行う際の指針となる不動産鑑定評価基準というものがあります。
その不動産鑑定評価基準に次のような一節があります。

「1 需要と供給の原則
一般に財の価格は、その財の需要と供給との相互関係によって定まるとともに、その価格は、また、その財の需要と供給とに影響を及ぼす。・・・」

この場合の「財」には、サービスも含みます。
経済学の基本的なことですが、何ごとも需要(それをして欲しいと思う人の量)が供給(それをしたいと思う人の量)を上回れば価格は上がる方向にシフトするということであり、反対に、供給が需要を上回れば価格は下がる方向にシフトするということです。
つまり、元々10000円の商品が限定10個あったとしましょう。この時、どうしてもその商品が欲しい人が11人いたとすると、その人たちの中には何とか手に入れようと「11000円払ってもいいから売って欲しい」という人が現れます。これが繰り返されることによって価格が上がるわけです。欲しい人が9人しかいなかったとすると、商品が余ってくるので何とか売りたい人の中には「9000円でもいいから買って欲しい人」という人が現れます。これが繰り返されることによって価格が下がるわけです。

最近、子供らが、私の焼酎水割りを作ってくれなくなってきました・・・。
ちょっと前までは1杯10円で誰かしらが喜んで作ってくれていたのですが(あくまで冗談でですよ))、最近は「忙しい」と言ってみんなから断られます。
値上がりの予感か。

何のこっちゃ。