平成振り返り自閉症児との出会い

いつもお読み頂きありがとうございます。

令和元年になりました。
平成が遠い昔のように感じます。

振り返ると、平成は素晴らしい年でした。
第２子、第３子を授かりピアノ教室の傍ら、

幼児教室のお手伝いへと進み、
平成６年に４歳児のA君と出会いました。

幼児教室でのA君はマットや運動、お絵描きの時はカーテンにくるまってずっとクルクル、
一人の世界に浸り、みんなと同じ行動を取ることはありませんでした。
しかし音楽となればピアノの前に座る、そんな子どもでした。

そうそれが障害児、自閉症児と関わる私の第一歩でした。

そんなA君と出会ったお陰で今の私がいると思っています。

なぜなんだろう？コミュニケーションの取れないA君が

どうしてピアノの音が鳴ると
やって来るの？

その疑問がどんどん膨らみ、やがてこんなに素晴らしい音楽の力を使えば

重度障害児と繋がることが出来るのでは？言葉は要らないかも？
そんな思いから私は自閉症児との関わりにどんどんハマっていきました。

もちろん最初からはうまくはいきませんでしたが
今は障害者と関わることが超楽しいのです。

それは自分の思った通りの、動きや答えが返ってくるのではなく
「そこ、そうくる？」と予想を超えた驚きや発見があるからです。
そして「そっかそういう風に、理解しているんだ」と新たに考えさせられ
これはもう私を成長させてくれる他はありません。

そんな私がこの世界にどんどんはまり、再度大学で勉強をし直し、今では
ピアノ教室の先生を続けながら、特別支援学校の非常勤講師も勤めると言う
二足のわらじを履くまでにりなました。

これも元はといえばA君との出会いがあったからです。

そして令和になりどんな人とまた出会うのかと思うとワクワクせずには
おれません。

きっと素晴らしい時代の幕開けとなることは間違いない
そんな予感がすでにしています。