2009年8月24日
ちゃおはイヤイヤ顔で病院に戻る。
 
8月25日
カテーテル挿入(今度は胸から) 
家族が呼ばれ、
ちゃおと共に主治医からのお話を聞く。 

ちゃおは…
急性骨髄性白血病のM2。
予後良好群。
染色体8番,21番の異常。
これも予後良好タイプ。
化学療法のみの治療で、
順調にいけば
年内に退院できるかなぁ~
 
…と、ちゃうかったん⁈ 
先生、確かにそう言わはったよね⁇
 
いろんな検査や経過を総合すると、
ちゃおは予後良好群の中の
予後不良タイプ。
縦隔に髄外腫瘍有り。

移植をしなければ
再発率が90%~⁉︎
移植成功率は50%…
1年再発率がその50%…
3年生存率がそのまた50%…
          
んじゃそら⁉︎
 
確率、確率って…
それで最後は
『神のみぞ知る!です』
って~‼︎
 
話が終わり、
病室に戻るとちゃおは泣きながら

 宝芽がいるっていうのに、
 半分の可能性しかない。
 もし、だめやったら
 宝芽を育てることもできひんやん!
 怖い、怖いアセアセ
 生きるか死ぬかを
 明日までに決めろって言われても
 どうしたらいいんよぉ~ぐすん
 もういやや~!
 宝芽に逢いたい!
 抱っこしたい‼︎
 このまま、みんなと一緒に帰る~えーん

今まで、一度たりとも泣き言を
言うたことなかったちゃおが
初めて取り乱した。

みぃちゃんが言うた…
 ちゃおは、今、泣くだけ泣いたら
 きっと、考え直すって。
 あの子は賢い子やから。
 今日はそっと帰ろう。
 確率が50%でも、
 その中に入れば100%やねんし…
 
そうやね…
その日はそれで帰った。