Life is Dominant 7th-??.jpg

ヤーキーズドッドソンの法則。
心理学のハナシなのだけれど、
要はほどよいストレスが一番だ、って理論。
あ、理論じゃないのか。
法則。

音楽にこの法則を還元させるなら、
ほどよく複雑な曲が人の心に響くってことなのだわ。
簡単すぎる曲も難解すぎる曲もおもしろくないってこと。

ほどよい緊張感がある曲がいい曲。
ここちいい緊張感を出せるバンドがいいバンド。

ハーモニーなら文字通り、
テンションノートなら緊張感が出せるね。
ブルーノートみたいな微分音階もまた。
リズムはどうだろう。
キメなんかがシンコペーションでガツっと決まれば緊張感生まれるね。

とまあ、
楽譜で表現できそうなハナシなら簡単なのだけど、
どうだろう。

机上のハナシだよね。
楽器を持てば、また違った理屈が生まれる。
それはコトバじゃ表現できない。
音で表現するんだね。

音で会話することで生まれる緊張感。
これはひとつの理想だわ。

音で会話するには、
どんなメンバーにでも伝わる言語を持つか、
そのメンバー内でだけの言語を作るか。

常に周りの音を聴いて、
そのコトバを読み取れれば。
自分のコトバも伝えられれば。
あぁもどかしい。

音楽はもどかしい。