ヤーキーズドッドソンの法則。
心理学のハナシなのだけれど、
要はほどよいストレスが一番だ、って理論。
あ、理論じゃないのか。
法則。
音楽にこの法則を還元させるなら、
ほどよく複雑な曲が人の心に響くってことなのだわ。
簡単すぎる曲も難解すぎる曲もおもしろくないってこと。
ほどよい緊張感がある曲がいい曲。
ここちいい緊張感を出せるバンドがいいバンド。
ハーモニーなら文字通り、
テンションノートなら緊張感が出せるね。
ブルーノートみたいな微分音階もまた。
リズムはどうだろう。
キメなんかがシンコペーションでガツっと決まれば緊張感生まれるね。
とまあ、
楽譜で表現できそうなハナシなら簡単なのだけど、
どうだろう。
机上のハナシだよね。
楽器を持てば、また違った理屈が生まれる。
それはコトバじゃ表現できない。
音で表現するんだね。
音で会話することで生まれる緊張感。
これはひとつの理想だわ。
音で会話するには、
どんなメンバーにでも伝わる言語を持つか、
そのメンバー内でだけの言語を作るか。
常に周りの音を聴いて、
そのコトバを読み取れれば。
自分のコトバも伝えられれば。
あぁもどかしい。
音楽はもどかしい。