ギターもピアノも、場合によっちゃあ管楽器もリズム隊。
でもやっぱり中心はドラムとベース。
そんなドラムとベースの物語第2話。
ドラムを自由にさせることができるのはベースだけだと話したけれど、
楽器が2つ以上集まれば約束事ができるから、
ホントなら不自由になっていくものなのだわ。
まぁフリーダムからリバティーへ、ってことなのだろうか。
社会に安全を約束されたからこそできることがある、みたいな。
やりやすいベーシストと一緒だと、
セッションやってても色々と仕掛けることができるのさ。
ドラムが何か仕掛けると、
メンバーがリズムをロストするリスクが少なからず生じるわけさ。
その辺ね、
ベーシストが安定してるとこっちも安心するわけで。
仕掛けるってのは、
キメの提案だとか、
ソロをとっている楽器に対してのレスポンスだとか。
リズムによる緊張感の緩和の演出だよね。
それこそがリズム楽器の大きな仕事。
ドラム叩いててねー、
ベースが聞こえないと不安になるものね。
4ビートのウォーキングベースにフェザリングを踏んでるときが一番落ち
着く。
ちなみにフェザリングって、
バスドラの4つ打ちをゴーストノートで踏む奏法ね。
気持ちのいいベースラインはドラマーに安心感をも与えてくれるね。
テンションノートばりばりで、
アッパーストラクチャートライアドとか多用した中で、
それでもコードの推進力を使いたければ、
ベースは最後の砦になりうるよなーとか。
リズムの中心でありハーモニーの大黒柱であるなら、
ベースの仕事は大変だぁ。
ドラマーとして支えねば。
ドラマーを自由にできるのはベースだけ。
こんどはベーシストに自由をプレゼントしよう。