前回 


の続き


あれから暫くして、いよいよやひこ観光ホテルの廃墟の解体が始まったそうなのでまた様子を見に行きました。



そしていざホテル前に着くと、建物は既に半分程が壊されていて、内部が丸見え状態になっていました。


yuki☆『うわー、もうほとんど壊されてるじゃん…


matsu『ホントだね…


もはやかつての面影はほとんどありませんでした。


どうやらもう監視カメラはないようなので、立ち入り禁止の看板を無視して強引に敷地内へと足を踏み入れていきました。



近づくにつれ独特な臭い匂いが鼻をつきました。

懐中電灯を照らしながらコンクリートが剥き出しの建物を見上げると、ポッかりと空いた暗闇の空間がとても不気味な感じがしました。


yuki☆『うわーヤバいね、超不気味じゃん…


matsu『確かに気持ち悪いね



バリケードを掻い潜りながら更にホテルの建物へと近づいてみると、解体途中のためかそこには大きなショベルカーがありました。


そしてこの時、ふと暗闇の空間を懐中電灯で照らしてみると、そこに誰かがいるような気がしました。

それはまるで自分らをじっと見ているような嫌な感じがしたのです。


ポッカリと空いたコンクリートの暗闇の隙間から誰かに見られているような…。


matsu『見つかるとヤバいし、早く行こう


yuki☆『そうだね


人に見つかると厄介なので、matsuの強力な懐中電灯で照らしてもらいながら写真や動画を軽く撮影し、足早に敷地内から脱出しました。


yuki☆『多分、ホテル見るのもこれがもう最後かもね


matsu『うん、そうかもね…


今回は特に変わったことは何も起きることもなく、廃墟ホテルを後にして帰りました。


やひこ観光ホテル解体前の映像YouTube↓





しかし後日、撮影した動画を確認してみると、ある恐ろしい事に気がつきました。


それは駅前の駐車場から廃墟ホテルを撮影していた時のこと。

自分がホテルの全景を撮ろうと移動している時、たまたま自分の前にmatsuがいて、matsuの顔が一瞬映っていました。


しかしその時、matsuの顔に何か違和感を覚えたのです。


おかしいなと思い、巻き戻してもう一度見て確認してみると、思わずハッと息をのみました。


matsuの目がおかしいのです…。


matsuの目は焦点が定まっておらず、上下左右にギョロギョロと目玉が不規則に動き回り、明らかに普通ではない感じなのです…。

そして何度も繰り返し見てみると、


matsuの顔がまるで別人の顔のように見えたのです…。


実はこの事はあまりにも恐ろしいため、本人のmatsuにはまだ話していません。


その時の動画は過去のSDカードのデータ内を探せばまだ残っているかも知れませんが、あまりおすすめできないので今回掲載するのはやめておきます。

(もし見つかったらアップするかもしれません)


(↑過去に撮影したものです)

それから暫くして、やひこ観光ホテルの廃墟はついに完全に解体され、今では駐車場になっています。




ここは自分らにとって決して忘れることのできない最恐の心霊スポットであり、またお気に入りの廃墟でもありました。

解体されてしまったのは本当に残念ですが、こうしてブログを通して実際に体験した話を皆さんに知ってもらえる事に意味があると思っています。


出来れば内部に潜入した時の動画をYouTubeなどでお見せしたかったのですが、解体されてしまったためそれができなかったことが本当に心残りです悲しい


初めて内部に潜入した時に聞こえた男性の呻き声… 階段で一瞬見えた人の顔 鏡に写った巨大な女の顔の心霊写真 取り憑かれたS君 消えた顔  人が飛び降りたような物音と謎の光 そして友人matsuの顔の違和感…。


やはりあそこは文句無しで今まで行った場所でダントツ最恐の場所でした😱😱😱


最後まで読んでいただきありがとうございました!

やひこ観光ホテルシリーズはこれで全て終了となります。


それではまた次回👋