探索日6月10日


廃トンネル(稲葉雪覆工)を後にして、次はいよいよYouTubeの視聴者の方から情報をいただいたとある場所へと向かいました。


とその途中、以前から気になっていたボロボロの廃墟の家の前を通りかかりました。


できればここも撮影したいですが、あまり時間がないので今回もスルー。


更に道中、今度はこんな変わったバスも発見しました。
リフトアップされているためか少し違和感を感じます(笑)


浦佐駅を過ぎると、山の上にこれまた廃墟の浦佐スキー場の建物が見えます。
実はあの廃墟もいつか行ってみたいと思っているのですが、丁度目の前にはコンビニや住宅などもあるためかなり目立つので、中々行くに行けない場所なのです😢


(しかし後にこの場所で恐ろしい体験をすることになるのです…)


暫く国道17号線の長い距離を走って六日町まで来ると、ようやく2ヵ所目の目的地である小栗山にやってきました。


視聴者の方の情報によると、この小栗山の途中にあるトンネル(柳澤隧道)のすぐ近くに、入り口が封鎖された小さな廃トンネルがあるそうなのですが、森の中にある以外は詳しい場所はあまり覚えていないそうなのです。

まずはその封鎖された廃トンネルを探すため、小栗山の山道を上がっていきます。


小栗山の狭い山道を上がって少しすると、心霊スポットの柳澤隧道の前までやってきました。

実はこの場所、以前のブログ《十日町市に行った時の話 その③ 偶然たどり着いたお化けトンネル》で紹介したあのトンネルなんです。



少しブレてしまいましたが、日中でも内部は
薄暗くやはり不気味でした。

このトンネルはYouTubeでも検証動画を公開しているので、興味のある方は是非見てみて下さい!↓



その柳澤隧道のトンネルを抜けてすぐの所に、怪しい森の小道を発見しました。
ここが恐らく視聴者の方が言う、問題の廃トンネルがある森の道かもしれないので、とりあえず行ってみる事に。



森の道は草木が生い茂っており、いかにも野性動物が出てきそうな感じがします。
熊🐻とか出てきたらどうしよう😨



熊に警戒しながらひたすら森の道を下っていくと、徐々に道は狭くなり、草の量も多くなっていきます。
中々トンネルらしきものは見当たりません。


暫く森の道を頑張って歩いていきましたが、なんと道は途中で途切れ、行き止まりになっていました😓


『あれ?ここじゃなかったのかな?』


どうやら問題の廃トンネルのある場所はここではなかったらしく、ただの森の道だったようでした。


仕方なく来た道を戻り、再び森の道を登って引き返すことにしました。



先程の森の道を引き返して車に戻ると、田んぼ道の所にもう1ヶ所怪しげな小道がありました。
一応見てみる事にします。


小道の中を覗いてみると、そこには木々が生い茂っていて何もありませんでした。
ここも違うようです。

中々目的の廃トンネルは見つからず、段々と日も暮れ始めてきたので、仕方なく廃トンネル捜索は諦めて次のスポットに向かうことにしました。


するとその途中、道の左側に『旧柳沢道路』と書かれた立て看板と、その奥に森の道を見つけたので、ついでに少し見てくる事にしました。


この森の道も草木に覆われており、道らしき道も見えなくなっていました。
もう少し奥まで行って確かめてもよかったのですが、他のスポットを廻る時間が無くなってしまうので、ここはまた次回に回すことに。


次は小栗山の上にあるお松の池に寄りました。
ここも心霊スポットとして地元(南魚沼市)では有名で、昔から言い伝えられている伝説がある池なのです。

     ↓その伝説とは↓

――――――――――――――――――――――――――
遠方の温かい地より嫁いで来たお松は、姑から雪国の手仕事・機織の手ほどきを受けていた。機が織れて一人前とされた当時のこと、姑は機織に不慣れな嫁を早く一人前の機織にしたいと日々厳しく指導した。お松は慣れぬ機織に努力を重ねたがなかなか上達せず、次第に気落ちしていった。『いつまでたっても不出来で、一所懸命教えてくれるおっかさまに申し訳ない…この一枚を織り上げたらお暇を頂こう。』そう思い定めたお松は最後の仕事に取りかかり、命を削るようにしてとうとう渾身の一枚を織り上げた。こうして織られた一枚はかつて無い見事な出来栄えで、大変な高値で引き取られた。姑はようやく素晴らしい織り手となった嫁を褒めようとしたが、その時既にお松は小栗山の上にある池に身を投げて命を絶ってしまった後だった。姑はこれを悔い悲しんで涙した。
――――――――――――――――――――――――――――

という土地の伝承話が残る池なのです。

また池の中央には北側に弁天島、南側に戸隠島の2つの島があり、それぞれに社が祀られています。


池の畔に何かの石碑がありました。
その隣にもお墓がありましたが、もしかするとこの池の伝説に関係があるのかも知れません。


続いて以前から行きたいと思っていた、十日町市の心霊スポット、宮中ダムへ向かいます。
その宮中ダムでは建設の際に労働者が何百人も亡くなっており、慰霊公園が作られているそうです。
またダムの脇道には鷹ノ巣トンネルという、小さな手掘りのトンネルがあるのですが、トンネル内部に小さな祠とお札が貼ってあるそうで、更にトンネルの奥には阿寺集落という廃村もあるようなのです。

その宮中ダムへ向かうため、まずは八箇峠の峠道を下って十日町市街に向かいます。

↑ストリートビューの画像

実はこの八箇峠も心霊スポットとして地元では有名で、トンネルやスノーシェッドが複数あり事故も多い場所なのです。

この場所についても、過去の記事十日町市に行った時の話 その② 八箇峠の怖い話で紹介しているので、良かったら読んで見てください。

↑ストリートビューの画像

そしてトンネルが続く峠道を下っていくと、その途中の右側の林の中に、明らかに廃屋らしきボロボロの屋敷が目に入りました。

その廃屋も少し気になりましたが、まだ日がある(明るい)内に宮中ダムを撮影したかったので、とりあえずその廃屋は後回しにして先を急ぎました。


そして八箇峠を下って十日町市の街までやってくると、更にそこから宮中ダム目指して国道117号線の道を走らせていきました。


117号の長い道を暫く走らせていくと、ようやく目的の宮中ダムに到着しました。

すっかり日も暮れてしまい、結局夜の探索となってしまいました😅

早速ダム湖の脇道の奥にあるという、問題の鷹ノ巣トンネルを目指します。


ダム湖の脇道から見た宮中ダムの橋。


トンネルを目指してダム湖の脇道を走っていくと、なにやら目の前に嫌な感じの看板が…😨。

恐る恐るその看板を見てみると、なんとこの先通り抜けできませんと書かれてたのです!


えっ?!まさか通行止め?😱


しかし看板をよーく見てみると、大型車両と書かれていました。


良かった~😞


せっかくここまで来て、もしかすると通行止めで行けないのかと思いましたが、どうやら大丈夫なようです(笑)


そしてその看板のある場所から少し進んでいくと、すぐに目的のトンネルが姿を現しました。
これが鷹ノ巣トンネルです。
内部は手彫りでゴツゴツしていて結構雰囲気があります…😨



早速中に入ってみます。
ネットの情報だと、確か問題の祠は右側の四角い穴の所にあるようなのです。


するとトンネル内部に入ってすぐに、問題の四角い穴を発見。
しかし何かおかしい事に気が付きました。


あれ?祠とお札が無くなってる!😱


ネットの写真で見た時は、確かにこの四角い穴の中に祠とお札があったはずなのですが…。



跡形もなく無くなってますね(笑)
一体何故祠が無くなっているのかはわかりませんが、どうやらなんらかの理由で撤去されたようです。
少し見てみたかったのですが残念。


↑ちなみにこれがネットに載っていた祠の写真です。
小さな祠にお札が貼ってありました。


気を取り直して、引き続きトンネルの出口目指して歩いていきます。


トンネル左側に、なにやら大きな穴がありました。


穴の奥は崖になっているためか、車止めの柵が設置されていました。
しかし何故こんなところに巨大な穴が?


後ろを振り返ってトンネル内部を撮影。
真ん中付近だけ岩がゴツゴツしています。


トンネルを抜けて出口側に来ました。
以外と短いトンネルだったのであっという間でした(笑)
短いトンネルですが、確かに不気味な感じがしました。
しかし何故祠は無くなっていたのでしょうか?
違う意味で怖い気がします😨

何も起こらない内に早めに宮中ダムを撤収し、次のスポットへと向かいました。


続く