前回の続き








7階から非常階段を下って6階に降りていくと、その光景に思わず驚きました。



自分:『えっ?なにこれ…?😲






なんと階段を降りた先(6階)は、明かりのない真っ暗な空間が広がっていたのです…。



↑真っ暗な6階フロア。物が散乱し荒れ放題だった。




自分:『あれ?何でこんなに真っ暗なんだ?



O:『ホントだ…。何でだろうね?



不思議な事に、何故か6階は上の階(7~11階)とは違って真っ暗な暗闇の空間になっていて、唯一小さな窓が一つあるだけでした。



↑唯一あった一つの小さな窓。



何故この6階だけ真っ暗なのだろう?と疑問に思っていると、突然Oが気がついたかのように言い出しました。



O:『あっわかった!多分6階は従業員用のフロアになってるんだよ



自分:『あーなるほどね💡どうりで他とは造りが違うと思ったわ



暗闇に少しビビりながらも、早速6階の部屋を一つずつ見ていく事にしました。






↑壁には自衛消防隊と書かれた看板があった。



とりあえず左側の通路の方から見ていこうと歩いていくと、通路の右側に『何かの部屋』があったので覗いてみました。


するとその部屋を見た自分は、思わず声を上げてしまいました。



自分:『うわー…なんだこの部屋。ちょっと気持ち悪いなぁ…😨



その部屋は、何故か無数の椅子が規則正しく整列して並んで置かれている、とても不気味な部屋だったのです…。



O:『ホントだ、気味悪いね…



その部屋はどこか重い空気が流れていて、明らかに他の部屋とは違う異質な感じがしました。



まるで無数にある椅子(席)の一つに誰かが座っていそうな、とても嫌な感じがするのです。



するとここで、またしてもOが何かに気づいたように言いました。



O:『なんかこの部屋さ、結婚式の披露宴会場⛪みたいじゃない?椅子がいっぱい置かれてるし…



自分:『あー確かにそんな感じするわ…。でもなんでこんな所にあるんだろう?6階は従業員用のはずなのに…



どうやらこの部屋は披露宴会場として使われていたような感じがしましたが、何故従業員しか使わないはずの6階にあるのだろう?という疑問を感じました。


(※残念ながらその部屋の写真は撮り忘れていましたm(__)m)


不気味な部屋を後にしてなおも6階フロアを探索していると、ここでおかしな事に気がつきました。



自分:『あれ?そういえばここ階段が見当たらないけど、ここから下はどうやって行くんだろう?



O:『確かにないね?何でだろう…??



不思議な事に、何故か6階から下の階(5階)へ降りる階段がどこにも見当たらないのです。



自分:『階段が無いって事は、もしかしたらエレベーターでしか行けないようになってるのかな?


O:『多分そうなのかもね。でも廃墟だからもうエレベーター動かないから無理だね…』 



自分:『そうだね。でももしかしたら裏口から外に出た所から行けるのかも!



O:『うん。でもそろそろもう帰らない?私ちょっと怖くなってきた…



自分:『わかった…。まあ今日は結構見て回ったし、続きはまた今度にしとこうか



まだ廃ホテル内を全部見て回っていないので、正直もうちょっと探索したかったのですが、Oがまた怖がりだしてきたので、仕方なく戻る事にしました。


すると階段を上がろうと通路を引き返している時、暗闇の天井の辺りに何か長細い何かがぶら下がっているのが目につきました。



自分:『あれ?なんだこれ?さっきこんなのあったっけな?



通路が真っ暗なため、その物体をはっきりと確認する事は出来なかったのですが、その物体は黒くて長細い塊で、天井から垂れ下がっていて、ぶらぶらと揺れているのです。


長年放置された廃墟のため、恐らく天井の一部が剥がれて垂れ下がっているだけなのだろうと思い、特に気にせず階段を上がって行きました。


階段を上がって7階の非常扉から外に脱出すると、森の中に停めておいた車🚗の所まで歩いて戻りました。



自分:『結局6階から下に行く階段なんてどこにも無かったよね?なんか変な造りだったなあのホテル



O:『もしかしたらさ、下の建物(下層階)の方からしか行けないようになってるのかもね



自分:『そうなのかもね。このホテルやたらデカくて入り組んでるし…



廃ホテルの探索を終えて瀬波温泉♨を後にすると、その後は笹川流れ🌊の海岸線を軽くドライブしてからこの日は帰りました。




そしてこの数日後、今度は友人と一緒に再びこの廃ホテル(すずきヶ池)を訪れる事になるのですが、そこである恐ろしい事に気付く事になるのです…。



次回の《瀬波の巨大廃ホテル その④ 恐ろしい事実》編に続きます。