「つくね」と聞いてあなたはどんな感情を抱くだろう?私は「面白い」そんな感情を抱く。ただの食べ物にしか聞こえないというあなたは、私とは話が合わないと思うので鳥貴族に走ってほしい。

   私は面白いことを考えるのが好きだ。しかしふと無限に面白いことを考えられるのかと思うことがある。お笑いが好きな人間は芸人を志し、音楽が好きな人間はバンドマンを志す。当然といえば当然である。しかしお笑いと音楽が好きだからコミックバンドになったのか?と言われたらそんなわけないと答える。

   面白いことを考えようとし始めたのは中学生の時だった。中学生の頃ラジオが流行った。ラジオネームを考え、ラジオパーソナリティが出すお題に面白い答えを考え、投稿する。そして自分のラジオネームが呼ばれる度にニヤニヤしていた。寝落ち言われる文化を知ったのもおそらくこの時だろう。そんなことを毎日続けていた。そう考えると8年ほど面白いことを考え続けている。
   ところが現在は自分の面白いと思っていることを伝える側に立っている。もちろん芸人かぶれが黙っとけイキんなと言われたら何も言えない。「間違いない」と答える。

   しかし私は「つくね」という単語で人を笑わせてみたいのである。その単語で大爆笑を取れた時、私の面白いことを無限に考える人生は終わるのである。