不謹慎とは他人を不快にすることを言うらしい。かくゆう私は不謹慎なことをふと頭に浮かべる。ネットに発信する者の性として、「あ〜これはネット上げれないな〜」という行き過ぎた面白さというものを考えてしまう。
   例えば高級な葬儀ってなんだろう?と考えた時に「坊主が+8人」「お経のハモりがゴスペル仕様」そんな思考を巡らせてしまう。もちろんこれは実現は難しいが、ネットに載せられてる時点でセーフに値する。そして私はもっとギリギリの行き過ぎたことを想像してしまう。

   話は変わるが私は初めてのライブの時、私はボーカルでフリップ芸をしていた。この時会場の爆笑を掻っ攫っていなかったら私のコミックバンド人生は無いだろう。オリジナルとコピーとお笑いの真似事を混ぜた暴挙を初のライブハウス出演の日に行っていた。その後動画を初めyoutuberとバンドの紛い物と呼ばれる塊が出来上がる。噂ではバンドマンの多くは良くは思っていないらしい。要は我々は不謹慎な存在なわけだ。

   不謹慎で何が悪い。本当の不謹慎はもっと側に隠れている。不謹慎という言葉上げるやつらの顔には不謹慎が隠れている。その声を上げる集団感情が正しいと信じた時点で人を死ぬ。不謹慎は死んでいるのだ。