工事の音で目が覚める日曜の昼過ぎ。眠いを目を擦りながら、私は視力矯正装置、通称ソフトコンタクトレンズ(田舎の方ではこんにゃくと呼ぶ者もいるらしい)を眼球へと充てがう。私はこれがないと何もできない。ソフトコンタクトレンズに人生を操作されてると言っても過言ではないのだ。

   休日の代名詞とはなんだろうか。私が思いつくのはヤギに纏わる動画をYouTubeで視聴済みにし快感を得るか、映画鑑賞だと考える。どちらも目を使わないといけないというのは日曜日の私に対する皮肉だろう。

   私はレンタルビデオショップへと馬を走らせた。ショップへ入るやいなや、目に飛び込んできたのは「観ていないと後悔して死ぬ旧作ランキング」の文字。そこの王が「崖の上のポニョ」だった。
   恥ずかしながら私はこの作品を観たことがない。まだやることがある。死ぬわけにはいかない。私はすぐに「崖ニョ」(初めて知った作品なので略称が間違っていたら教えてほしい、まぁしっかりと調べたが(笑))をレジへと運び1ヶ月レンタルした。

   正直度肝を抜かれた。こんな作品がまだこの世にあったのかと、感銘を受けた。自分の体にかかる呪いを解くカギだった黄金のメダルを追って海賊達があんなことになるとは...(いくら旧作とはいえネタバレはできない)

みなさんも是非「崖の上のポニョ」観てください。あ、ちなみにヤギは崖を歩けるらしいよ。