【夏の甲子園開幕試合】滋賀学園、注目の開幕戦を制し2回戦進出! 有田工を破り夏の甲子園初勝利
◇第106回全国高校野球選手権記念大会第1日 滋賀学園10-6有田工(2024年8月7日 阪神甲子園球場)
第106回全国高等学校野球選手権大会は7日、阪神甲子園球場で大会1日目を迎え、第1試合で滋賀学園(滋賀)と有田工(佐賀)が対戦。注目の開幕戦は滋賀学園が10-6で勝利し、2回戦進出を決めた。
滋賀学園が脇本耀士、有田工が左腕・石永煌希の両エースが先発。試合は、初回からいきなり動きを見せた。
先攻の滋賀学園は、先頭の多胡大将が四球で出塁。1死一、三塁のチャンスを作ると、4番・岡田幸大が2点タイムリーを放って先制。その後も相手のバッテリーエラーなどがあり、初回に3点を挙げた。
しかし、有田工の先発・石永も粘りを見せる。3回表にも2死三塁のピンチを迎えたが、ここを無失点に切り抜け、試合の流れを完全には渡さない。
すると、その裏に有田工が反撃。相手のエラーに乗じて2死二塁とすると、1番・丸田真太郎の打球がライト前に落ちて1点を返した。さらに、4回裏には3点をあげて逆転。滋賀学園の先発・脇本をマウンドから引きずり下ろした。
それでも滋賀学園は直後の5回、1死一、二塁のチャンスで5番・仲田隆玖がタイムリーヒットを放ち、4-4の同点とした。
中盤は両校無得点の展開が続いたが、滋賀学園が8回表に無死満塁のチャンスを作ると、一挙4得点で勝ち越し。終盤に貴重なビッグイニングを作り、9回にも相手の守備の乱れも絡んで2点を追加し、試合を決定付けた。
後がない有田工は9回裏、無死から連打で得点圏に走者を置くと、2番・川尻泰翔、3番・井崎蓮の連続タイムリーで怒涛の追い上げを見せるも、惜しくも及ばなかった。
最終的に滋賀学園が10-6で勝利。打撃戦となった開幕カードを制し、2回戦に駒を進めた。