歴史に埋もれさせるには勿体無い和風RPGの金字塔…天外魔境。
今はシリーズも完結してしまい、続編の話もサッパリですが個人的には思い入れの深いロールプレイングゲームです。
天外魔境30周年の時にはリメイクやもしかしたら新作の話とかあるかな?と期待してましたがPCエンジンミニに天外2が収録された以外は特になし。もちろん嬉しい事だったけど欲を言えば初代天外にカブキ伝も入れて欲しかった。
Tシャツやらグッズ関係は発売されたけど新作ゲームの話は今現在でも皆無。
そんな天外魔境ですが冒頭でも述べたけど個人的に大変思い入れの深いゲームです。
1989年に発売された天外魔境ZIRIA、当時RPGと言えばドラクエ・FFが鉄板だったけど、CD-ROM2で発売された本作はゲームなのに声を出して喋る!キャラが動く!
当時ではとても衝撃的なRPGだった。
当時の雑誌でその存在を知り世の中にはこんな凄いゲームがあるんだ!
これが今でも覚えている最初の感想でした。更にドラクエ・FFの流れでRPGと言えばファンタジーな世界観のRPGが主流だったのに対して天外魔境は純和風な世界観だったのも衝撃的でした。架空の国ジパングを舞台に繰り広げられる冒険活劇。また辻野さんが描いたキャラクターデザインにも心を惹かれたのをよく覚えています。
しかしCDを媒体とした先駆者CD-ROM2にも欠点が…当時のSFCとかと違ってカートリッジではなくCDだから読み込み時間が長い!もといロード時間が長い。これはファミコン世代からしたらとんでも無く長い時間に感じました。
この天外魔境ZIRIAも例外ではなく戦闘に突入する時のロードが長かった記憶が…あとイベント始まる前とか。今思えば当時の技術で絵を動かして更に音声も出るのを考えたら仕方なかったと思います。
ただ念願の天外魔境だったから当時はさほど気にせずクリアしました。
ただ、体感としてクリアまで長いゲームだったなと。数年前にPSVITA でアーカイブスで配信されてる天外魔境をDLしてクリアした時はロード時間も短縮されてたからさほど時間も掛からずにクリア出来ましたけど。
そして1992年に満を持して天外魔境2卍MARUがスーパーCD-ROM2専用で発売!
天外2は発売前にドラゴンスレイヤーとカップリングで体験版が発売されたりと、スーパーCD-ROM2を引率する為に開発費はいくら掛かってもいいからと言われてただけあって扱いが別格。
タイトル画面が終わったら主人公の卍丸を始め各キャラの紹介動画付き。
天外2はキャラゲーだ!と広井さんが豪語するだけの事はある。ネーミングセンスからして凄いです。主人公の名前が「戦国卍丸」だしインパクトがあります。
システムにしても勿論岩崎さんの力があったのは言うまでもないけど、とにかくCDを媒体としてるとは思えないぐらいロードが快速でとにかくテンポの良いRPGに仕上がりました。
天外2ほどエンカウント方式でここまで戦闘スピードが早いRPGは未だにないんじゃないかな。ボタン連打ゲーじゃないのに、ストレスなく遊べるって改めて考えてみても凄い事です。
個人的には城壁かけての静香乱切りのコンボが好きで、天外2に関しては何周もプレイしてます。
桝田さんの狂気を孕んでいても軸はブレない王道のストーリー。
久石さんの音楽、豪華声優陣と未だに愛されるゲームなのも納得の完成度。
1992年に発売されたけど、DS版を久しぶりにプレイしてクリア済み。今遊んでも面白いのは勿論ですが現代のゲームみたいにやり込み要素も無くてクリアまで掛かる時間が60〜70時間。ゲーム内容の密度で言えばバケモノ級のRPG。よく1992年当時にこれだけのゲームが作られたなと改めて感服しました。
天外2の好きな所は古事記や史実を入れて作られてるから、色々考えたり調べたりするのが楽しい。実際古事記も購入して天外2と類似してる箇所を探したりしました。
天外2で知名度も上がり、昔はドラクエ・FFに並ぶRPGになったんだけどね…
その後は天外2で人気を博したカブキ団十郎を主役に抜擢した天外魔境風雲カブキ伝を発売。
風雲カブキ伝のパッケージ↑
その後は格闘ブームだった事もあり格闘ゲームを発売したりしてましたね。ネオジオの真伝は人気もあるから良かったけどカブキ一刀両断は無理に作る必要なかったんじゃないかな…そのせいもあってなかなか音沙汰のない天外魔境3NAMIDA。
待ちに待った続報は天外3がアーケードカード専用の発表。
自分含めファンからすれば、それで天外2を越えるゲームが出来るなら仕方ない、買いましょう。自分は発売日決まったら買うつもりだったから買わなかったけど。
で、始まる次世代機戦争。
天外3はPC-FX専用に移行の発表。
PCエンジンの後継機です。
アーケードカード買わされた人達…南無三。
SFCでは天外魔境ZEROを発表。
セガサターンでは天外魔境第四の黙示録を発表。
ちょっと時期的にうろ覚えだけど、上記2作品は無事に発売されたけどPC-FXが全然売れなくて天外3がまさかの開発中止…!
余談だけど中止の前にFXには天外魔境電脳絡繰格闘伝なるアニメをバンバン使った格ゲーみたいなのは発売してた。個人的には好きなゲームで今も所持してます。
NAMIDAが鬼に変身する?みたいなちょっとしたデモも公開されてたんで、これは長年待ってた身としてはショックでした。
事情があったにせよアーケードカードにFXを買わされた人達には目も当てられない…
それから月日は流れ、天外復活祭にて天外魔境2をPS2、ゲームキューブにてリメイク発表、発売。
ゲームボーイアドバンスでは青の天外なる外伝作品を発売。
赤の天外も発売予定だったみたいだけど、諸事情により未発売。
そして2005年についにPS2で天外魔境3NAMIDAが発売。
それと同時に終わりを迎える事になった天外シリーズ。
リメイク天外2のバランス崩壊による不評。
長年ファンが待ち望んだ天外3とは掛け離れたシリーズ最終作。
ロードも頻繁にありテンポの悪いゲームに…
時代の流れでの無理矢理なポリゴン化。
なによりキャラデザまで変えてしまい、桝田さんのシナリオでも無くなった本作はファンには到底受け入れてもらえる代物じゃなかったのでした。
勿論購入して終盤辺りまでは根気よく進めてたんだけど、積んでしまいました。
壮大なオープニングに音楽は好きだったんだけど残念の一言です。
タイトルの書体まで改悪になってしまい、本当無理だろうけど、初期の天外3で作り直してくれないかな…
それから暫く音沙汰もなかったんだけど、初代天外魔境がXbox360でまさかのフルリメイク!
ここでXbox360を選ぶ辺りがハドソンらしくて個人的には好きです。
PS3で出した方が売れるのは素人目にも明らかなのに。
この天外魔境ZIRIA〜遥かなるジパング〜は出来の良い仕上がりでファンの間では高評価。
カメラワークがちょっと悪いけどクリアまで十分に楽しめました。
それからはDSで天外2をなるべく忠実にリメイクしたり、PSPで天外魔境コレクションを出したり、第四の黙示録を出したりしてた。
うろ覚えだから360版とどっちが先だったかは忘れたけど。
あとはモバイル展開したりとしてましたけど、新作の話も無く、ほぼシリーズは終了したみたいな扱い。
ハドソンが吸収合併されたのが決定打だったのか、売り上げの問題なのかは定かではないけど。
元々天外は3部作と言われてたから、実質天外3が発売されたから仕方ない事だけど残念。
天外魔境ZIRIAでは関東地方。
天外魔境2卍MARUでは関西地方。
天外魔境3NAMIDAでは九州地方と日本全土を架空の国ジパングとして繰り広げられた冒険活劇。
長々と書き込みしたけど、時代に翻弄され、
ドラクエ・FFに肩を並び損ねた和風RPGの金字塔・天外魔境というゲームの話でした。



