そして月日は流れ、
双子は高校生になった
田舎には高校が少ない。
近くの公立高校か、バスと電車を乗り継ぎ、1時間以上かけて私立へ行くか・・・
もちろん2人を私立へ行かせてあげられる余裕はないので
近くの公立へ。
公立とはいえ、2倍の入学準備と学費は正直しんどい。
制服も、ジャージも、こともあろうかその前の年にリニューアルされ、
先輩に譲り受けることもできなかった
まぁ、仕方ない。
新品の制服で気持ちよく通っていただこう。
一応進学校なので、高校のその先もまだ学費はかかるだろうな、と思っていた。
高校入学の報告は双子が直接クズ夫へ連絡。
「おめでとう、お父さんにできることがあれば言えよ!」
と、どこかで聞いたフレーズが・・・
だからといって、なにかお祝いをしてくれるわけでもなかった。
そして、クズ夫は、もちろん進学校なのも知っているはず・・
が、
ここからまた大学受験について、
修羅場がやってくるのだ。