別居して1年以上たっても

 

子どもたちが特に不思議に思うことはなかった。

 

私もクズ夫の文句は子どもたちには絶対言わないようにしていた。

 

子どもたちには唯一の父親なのだから。。。

 

どんな父親であれ

 

母が父の文句を言っているところは見たくないはず。

 

ケンカというケンカはしたことが無いので

 

子どもの前で夫婦喧嘩とかもない。

 

そんな中、末っ子の耳の調子が良くないことが続いた。

 

もともと家系のせいなのか

 

耳が(私を含めて)弱い。

 

小さい頃はよく中耳炎になっていた。

 

小学校高学年になればだんだん良くなるよ

 

というお医者さんの見立てどおり

 

中耳炎になることがほぼなくなった。(若干聴力は弱い)

 

双子ももれなくよく中耳炎になっていた。

 

耳鼻科通いは慣れたものだ。

 

末っ子もそんな感じかと思い

 

耳鼻科に通っていたが

 

どうも頻繁過ぎる。

 

急性中耳炎よりも滲出性中耳炎の方が多く

 

気づくのに少し遅れる。

 

*急性は痛みを伴うので早くわかるが滲出性は痛くないので

本人が聞こえがわるいよ~って言って気づくことが多い

 

滲出性の中耳炎は薬でなおらないと鼓膜切開という

 

拷問のような試練が待っている。切開して中にたまった膿を出すのだ。

 

それが2歳ごろから徐々に増えていった。

 

切開して、次の段階、ストローのようなチューブを挟み耳の中へ空気をいれることもした。

 

しかしその繰り返しで一向に良くならなかった。

 

少し疑問におもったので

 

隣町の耳鼻科へ変えてみることにした。

 

そのころ末っ子は

 

呼んでも聞こえず

 

私の口の動きを読むという技を身に着けていた。

 

すごいわ~

 

と感心している場合ではない・・・

 

隣町の耳鼻科で色々調べてもらったところ

 

先生「この子の今の聴力は80代のおばぁちゃんだね」

 

と言われ

 

納得と不安に襲われた。

 

詳しく調べるために大きな病院へ行ってくれと

 

紹介状を書かれた。。。

 

 

こういう不安な時

 

頼れる夫がいたら・・・

 

と思う。。

 

 

一応報告してみることにした。

 

が、返ってきた答えは

 

「え?なんで早く病院いかなかったの?」

 

だった。

 

もちろんこれからどうするとか

 

一緒に病院行くよ

 

ということはなく。

 

小遣いよこせ

 

という

 

自分のことが心配の様子だった。