NAMASKARAMU
いやあご無沙汰してます。
2か月近く放置してました。
すいません。
活動が急激に忙しくなって。
は、ないんですが。
ちょっと方向性とかどうしたいとかが
見えなくなって、活動が停滞してたもので。
なかなか筆、いやタイプが進みませんでした。
ということで、今回は協力隊へ参加したい
もしくは、参加予定の人向けになるのかな。
※特にコミュニティ開発という職種向け
誰もが通るであろう活動の悩みについて書いてみようかと思います。
今年(2015年)の1月にインドへきて
早くも11か月が過ぎました。
3月から、今住んでいる任地(ヒンドゥプール)へやってきて
7か月。
最初の頃は、見るものすべてが新鮮で
右も左もわからない。物理的にも。
とにかく、吸収することで精一杯で
いわゆるがむしゃらな状態でした。
そして、訓練中からずっと思い描く理想像。
希望しかないってやつですね。
他の活動のレビューや活動報告の際の
葛藤などを見聞きして、俺はこうはならない。
ちゃんと配属先や支援先に寄り添って
フラットな心持できっと任地でうまくやっていける。
そう思っていました。
ところが、いざ活動が始まると
提案することは却下される。
思いもよらない障害が発生する。
時間の感覚が予想以上にゆっくり。
マイペース。
そこで気づくわけです。
日本だったらテキトー人間で
ダラダラした性格が
この国では、かなり真面目で細かい方に分類されるのだと。
日本では、当たり前すぎて意識していなかった
常識や、マナーがこの国では通用しない。
国が違うから当たり前なんですけどね。
で、理解はできるんですが
どうしても日本の方が効率良いし
どう考えてもそっちの方がいいじゃん。
ってなるわけです。
よく言う、カルチャーショックは
旅行と居住ではここまで差が出るのかってくらい
全然違うしじわじわと心を浸食してきます。
そうなると、なかなか次のステップへ進むのが大変。
何もかもがイライラしてくる。
思い通りに行かない。
来る前に考えていた
この国のこの土地に住む人たちに
寄り添うなんて、意識していられなくなります。
この町に住む日本人は一人。
ここからが本当の孤独の始まりでした。
誰も理解してくれない気がしてくる。
誰にも相談できない気がしてくる。
何をやっても意味がない気がしてくる。
もはや、何でここにいるのかがわからなくなってくる。
どんどん迷宮に迷い込んでしまうわけです。
幸い、僕には転機がありました。
実は、今月(11月)の頭から10日間ほど
スリランカへ旅行していました。
まあ、心のリフレッシュも兼ねていたのですが
一番大きかったのは、同期の活動を見れたことでした。
訓練の時から仲良くしていた同期は
同じ11か月間とは思えないほど
任地へ溶け込み、現地の言葉を習得し
町の人からも良く認知されていました。
その中での、心の持ちようや
どう活動していくか
そういったことを活動を通して感じさせてくれたことで
自分が悩んでいたことは
全て自分が決めつけて心を閉ざしていたからなのだと
気づかせてくれました。
いつの間にか、
自分が提案したことがなぜ受け入れられなかったのか
見直すことなく、
自分がいつも正しくて、彼らは理解できていないんだ。
言っても無駄だと、思い込んでいた自分に気が付きました。
誰しもが、悪いことだと思って活動することはありません。
誰しもが、嫌われたくて行動することはなかなかありません。
だからこそ、自分の行動に対して見直すことを忘れがちになるのだなと
気づきました。
ついつい、してあげた。
良かれと思って。
と、どこかで見返りやツーカーの理解を期待してしまうわけです。
だから、理想や思った通りにいかないと憤慨し落胆する。
僕がここに来た理由を忘れてしまうわけです。
あくまでも、この国はこの土地は、
ここに住む人々のためにあり
僕は、彼らの生活に関与する機会があるにすぎません。
何が本当により良いかは
提案すれども、それをどうするかは彼らに帰着すべきなんです。
日本の良い部分、
インドの良い部分、
それをミックスして
更に、彼らにとってよりよい
何かにつながる道をともに模索していくことが最も求められます。
スリランカからインドへ帰国後、
今は、というか今更なのかもしれませんが
また、一から始める気持ちで
活動のカウンターパートや配属先の人たちとの
今まで以上に良い関係づくりを意識して
何事にも取り組むよう心がけています。
ただでさえ少ないと感じる2年間の活動ですが
それでも、焦ることなくゆっくりと
心をインドへ寄り添わせていければいいなと思います。
わかりやすいインパクトや結果は残らないかもしれないけれど
それでも、5年後10年後に、ここにある日本人がいて
そいつはすごく面白いやつだった。
日本人って面白いんだぜ。
と誰かの記憶に残ることができれば
それこそが、国際協力の一つの形なんじゃないかなと思います。
きっとほぼすべての隊員がスランプに陥るし
その乗り越え方は人それぞれですが
たまに、他のところで活動している人に会ったり
お互いの思いを共有することは
いいきっかけになるんじゃないかなと思います。
まあ、なんだか今回は
いつも以上にとりとめのない内容でしたが
もし、この先協力隊として
どこかの国で誰かのために活動する仲間のために。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151125/19/yuuuukick/9f/89/j/t02200165_0800060013494037429.jpg?caw=800)
大好きなインドの空
以上。