今回は帰休の現実について書いていこうと思う。
そもそも一時帰休とは、企業が業績悪化等を理由に、従業員に一時的に休業させることをいい、その休日は有給休暇と違って給料が一切発生しない。
その代わり、本来もらえるはずだった1日当たりの給料の60%を休業手当として受け取ることになる。
当然ながら、この一時帰休日が増えるにつれお給料は少なくなる。
私は今間接部門に所属しているので経費削減の大義名分のもと週に2日の帰休日を設けることになっている。もちろん残業も一切できない。
つまりは週休4日の生活を送っているわけだが、
おかげさまで今月の給料はなんとたったの約97000円(手取り)になってしまった。
大学生のバイト並みの給料、まごうことなきワープアである。
そんな私の生活がいかに悲惨か皆さんにご紹介しよう、といいたいところだが、
意外なことに私の場合、日々の暮らしが楽しくなり、些細なことにも幸せを感じている。
週休4日というのは仕事のことを考える時間が約半分に減るので、
今までほぼ仕事に向けていた頭を必然的に日々の生活に振り分けるようになる。
というかそうでもしないと、将来の不安に押し潰され、まともな神経では生活ができない。
そんな私の私生活に生じた変化は以下の通りだ。
・仕事に対して感じていたストレスが明らかに減った
・おかげさまで目覚めがすっきり、朝が楽
・生きる気力みたいなのがみなぎるようになる
・おまけに肌の調子もいい
・優雅なモーニングとかするようになった
・本を読む時間が圧倒的に長くなった
・料理がめちゃくちゃうまくなった
・当然だけど外食一切しなくなった
・快便!!
・掃除する時間を確保できるようになった、てか掃除楽しい
・部屋がいつもとっても綺麗
・そのおかげで常に気分上々
・スーパーへの買い出しとか夕飯後の散歩とかそういう些細なことがめっちゃ楽しい
・彼女と会う時間が増えた、幸せ
・植物(バジル)育て始めた、楽しい
・実家とよく連絡するようになった、親もうれしそう
・プロジェクターを買って映画鑑賞するようになった
etc
一言でいえば、お金ってそんな重要じゃないんじゃね、
将来とか心配しなくたって今が楽しければよくねマジ人生楽しい幸せ状態。
そろそろ怪しいネットワークビジネスの勧誘っぽくなってきたからここら辺にしておくが、
まぁ一言で言えば典型的な刹那主義に陥っしまったのだ。
今を全力投球で楽しみ、幸せを感じているのは
将来に対する不安から逃げ出すためであり、もっと言うと
「将来のために何かしなければ」という気持ちと「今が良ければすべてよし」という気持ちの葛藤にそもそも頭を悩まされないように今に一生懸命になっているのだ。
そんな自分に、古市憲寿さんの『絶望の国の幸福な若者たち』の結語が刺さる。
なんとなく幸せで、何となく不安。そんな時代を僕たちは生きていく。
絶望の国の、幸福な「若者」として。
なんか最後重くなってしまったので今日はこの辺で。
めっちゃライトにまとめると、給料と幸せのバランスって難しいねって話でした。
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