幼少期の5歳くらいの頃の記憶です。

真夜中に目が覚めて

おもむろにお風呂場の洗面所に行き、

しゃがみこみました。

そこに落ちていた

先のとがったコームで

自分の足の甲を突き刺しました。

何度も何度も足に突き刺しました。

自分を痛めつけたかった。

傷ついた足を見て私がボロボロなことを

気がついて欲しかった。

こんな世界で生きていくのが嫌だ。

その思いとやり場のない気持ちを

先のとがったコームの先で

足の甲にぶつけました。

痛かったけど、血が出るほどではなく

次の日に誰かに気づいてもらえるような

傷はついていませんでした。

足の甲なんて見えにくい場所なので

尚更ですが。当時の私には

そこまでの知恵は有りませんでした。


本当はこんなに傷ついている

私の事をお父さん、お母さんに

気づいてもらいたかった。

でも、真夜中に静かに行われた

その行為は気付かれること無く、

次の日からも何事も無かったように

日常は過ぎていきました。

そのうち、私も日常に飲み込まれる

ようにそんな気持ちも封じ込めて

過ごしていくようになりました。



私は4人兄弟の長女です。

私が生まれた後、1歳半の時に弟が産まれ

3歳半で妹が産まれました。

そして少し間が空き、7歳の時に

2人目の妹が産まれました。


物心着く前に弟と妹が産まれ

父は仕事が忙しく

帰宅は21時頃だったようで

母も1人で3人抱え相当大変だったんだと

今なら分かりますが、

当時は構って貰えない寂しさ

アトピーによるストレス

幼稚園でのストレス

色んな事で暗い暗い気持ちに

なっていった。

ぼんやりとした記憶と

夜中に起きて洗面所で自分の

足にコームの先を突き刺した記憶が

頭にこびりついた記憶として

残っています。


これが1度目の私の小さな自殺願望でした。



その後の人生でもまた自殺願望は訪れます。