看護師になるまでは、大学病院や総合病院など、大きな病院に行けば最高の治療が受けられると思っていました。

もちろん、大学病院でないとできない治療も沢山あります。(治験や、先進医療など)


看護師になってみると、病院の規模で選ぶのではなく、医師で病院を選ぶべきだと気づかされました。


手術室に異動して、さらに思うことが。。

優しく説明が上手でも、手先が不器用だったり優柔不断な先生もいれば、物静かなのに術中の判断が的確で手術が早かったり☆

院内のスタッフにしか分からない事が沢山あるなぁと日々実感しています。


今回手術を受けたことで、さらに声を大にして伝えたいなと思いました♡


直腸膣瘻になり、2度手術を受けました。

1度目は、症状も軽かったので、治療も軽く考えていました。

入口に近い場所だし、小さい穴(2mmくらい)だと言われた事もあり、簡単に治るだろうと思っていました。


今思うと、入口に近いほど直腸圧って高いんですよね。穴の大きさなんて、関係ないんですよね。


橋本先生の手術を受けることができるまで、予約がいっぱいで2ヶ月の間隔が開きました。。

手術を待っている間に、1回目の治療効果も実感していました。。


入院前の診察で、橋本先生からも、

穴は2mmくらいあったけど、もう肉眼では見えないくらいになってるわ。

毎日漏れていた空気も、数日漏れない日が続いたりしてるやろ?と言われていました。


私も、治ったかも??1回目の手術で十分かも?

なんて思った日もありました。

やっぱり、手術やめようかなと悩んだ日もありました。


でも。。

そう悩んだ日に限って、空気が漏れる。。

やっぱりダメかぁ。。

と希望と落胆を繰り返す日々。。


会陰体を形成しない限り、便秘したら再発する!

という、橋本先生の言葉が頭から離れず。。

手術を決意!!


結果、手術を受けて良かった!!

1回目の手術では、術夜には空気が漏れてしまいましたが、今は全く漏れる気配がありません♡

本当に名医だー!!と感激しています。


最後に。。


産婦人科の先生が、この本を参考にして手術(1回目)をしたよと。貸してくれた本↓

なんと、ここに橋本先生の手術も載ってた!!

(本当にたまたまで、手術終わって見返したら載ってた!!産婦人科の先生もびっくりしてた。参考にしてたのは、違う先生の文献でした。)



興味のある方はぜひ↓




注目して欲しいところ(*゚◇゚)!

①対象
この手術を1998年からされていること。
130例を超える実績があること。
発症する人数が少ないので、かなりの症例数だと思う。

②手術
左右に断裂した会陰体を見つける事が難しく、産婦人科の先生でも解剖学的に知らない方が多いそう。
私の手術をして下さった産婦人科の先生も、会陰体はザックリこの辺?くらいしか分からないと仰っていました。

そしてそれを形成する時、狭い場所なので針糸をかけるのが至難の業らしいです!
まさにゴットハンドってやつですよね!
この手術を学びたいと、橋本先生の所に来られる先生も一生懸命この技術を磨いて帰られるそう。

③考察
会陰裂傷で起こる例と、母体の会陰形成不全によって起こる例が推測されています。
私の場合は後者でした。(裂傷2度だったので)


この疾患に当てはまる方がいれば、一人で悩まずに治療を受けて頂きたいなと思っています☆