夕焼けを見ると、悲しくて寂しい気持ちになりませんか?


やっぱり普通はきれいだなぁって思うんですよね


子供の頃、公園で友達と遊んでいると、親が順番に呼びにくるんです。
「ご飯できたよー」とか「帰っておいでー」とベランダから叫び声が聞こえてきたりもしました。


数人で遊んでいても、いつも妹と2人っきりになっていました。


当時は働くお母さんが圧倒的に少なかったのでしょうね。

その時は、妹と2人でよく夕焼けを見た記憶があり、寂しいという感覚はありませんでした。



でも、なぜか。


今、夕焼けを見ると、子供の頃に妹と2人残されて見たあの時の夕焼けを思い出して寂しい気持ちになります。


本当は、あの頃の私は寂しかったのだと大人になってから気付きました。


だから、あの時は寂しかったんだよね。頑張ってたんだなぁ~と自分で自分を慰めるというか、
当時は自分でも認めていなかった「寂しい思いをした」気持ちを今、受け入れようと思うのです。


傷ついたことにさえわからなかったあの頃の自分に、本当は辛かったんだよね。


泣くことさえも出来ず、ただ笑顔を振りまくことしか出来なかった。


小さかった。弱かった。だから何も出来なかった。


目を背けることしかできず、逃げることしかできなかった。


でも、今の私は、自分の力でしっかりと過去の自分を認めることが出来ます。


過去が影響して今の自分があります。


その過去を変えることはできないけれど、過去の解釈を変えることはできます。


なので、過去から与えられる影響力を変えることができるのです。


これはとても素晴らしいことです。


すなわち、誰もがこのことは可能であり、素晴らしい力をもっているということになります。



瞳を閉じて、思い出してください。
子供時代といわれて思い浮かぶあなたの子供時代は笑ってますか?


もし、泣いていたら


「なぜ?」と聞いたりしないで。
理由なんて必要ありません。
寂しい。辛い。苦しい。全ての気持ちを慰めてあげればいいのです。
励ましなんて必要ありません。
ただそばでそっと寄り添ってあげるだけ。
その子の気持ちがわかるのはあなただけなのですから。



心の中で傷ついた子供時代の心があったなら、今でもで引きずってしまいます。
それは、親として子育てに影響を及ぼしてしまう。
自分がされてきたから、子供だってこれくらい我慢させたっていいだろうとか思ってしまう。
本当は、自分がされてイヤだったことは、子供にしないというのが親の心理なのですが、
子供時代の環境というのは、それが当たり前の世界で育ってしまっているので、イヤだったという自覚が持てないことがあるんです。

だから、まずは自分が「傷ついた」コトを認めることが大事なのだと思います。
そしてその傷を癒せるのは自分自身です。