来月、輸入が再開される米国産牛肉を、

6割の人が米国産牛肉を「食べたくない」

との調査結果があります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060626-00000501-yom-bus_all



というコトは残り4割の人は?

「食べたい」ってコトですかね?

「できるコトなら食べたくない」とか
「なるべく食べないようにしたい」なんてのも含まれるんでしょうけれど。

とにかく、すすんで「食べたい」という人は実際にどのくらい、いるのでしょうか。

もし、もの凄く安値だったら、私も買っちゃうんだろうけど・・・



本音は、もちろん食べたくないです。
ならば、

「勝手に食べなきゃいいじゃん」と言われそうですが、

そういう訳にはいきません。


なぜなら、

輸入再開したら、学校給食や、

私の大好きな冷凍食品、惣菜、レトルトなどなど
いたる所に含まれてしまう可能性があるからです。



でも、もう決まったコトなんですよね。



私たちには、どうするコトもできないけれど、


私はあまりにも知らな過ぎた・・・

こんな事実があったので1人でも多くの人に見てもらいたいと思います。


農林水産省と厚生省が作った
「米国における日本向け牛肉輸出認定施設等の査察及び調査結果報告書」
http://www.geocities.jp/s_kimekime/bse.html


アメリカの食肉処理施設を調べたものです。


そもそも査察の目的は・・・


日本向けに輸出する施設で、
「20カ月齢以下」

「特定危険部位の除去」が、
実施されているかをチェックするコトです。



しかし、この報告書によると・・・


黒塗りだらけ。
何が書いてあるのか意味不明です。

100ページくらいあるんですけど、最初の数ページ以外は全く肝心なコトが消されております。

検査官の人数や、そのうちの獣医官の人数など。
歩行困難牛の発生頭数なども。

また、日本向け条件を担保するプログラムの内容についても消されています。

そして、肝心なBSE規制にかかわる違反記録も黒塗りです。



厚生労働省はこれについて、「米政府に企業情報と言われたものを消した」と答えたそうです。


ようするに、アメリカの圧力があった?というコトなのでしょうか。



次に、こんなやり取りを見つけました。
<第164回国会 2006年3月8日 予算委員会 第7号>



この中で、「BSEの違反記録というのを入手した」と言ってます。

(違反記録とは、米農務省食品安全検査局の検査官が告発した文章)


日本向けの指定食肉処理場で、何度も違反が行われている。
危険部位を除去しなければならない30カ月齢以上の年齢確認がされないまま処理されている事例がある。

という事も言ってます。



いろいろ検索すれば、
・危険部位の一つ、扁桃が残ったままの舌を発見。
・危険部位の脳や脊髄について、頭部にあけた穴から脳が染み出していた。
・背骨に脊髄片が付いてした。

などがありました。



都合が悪い部分は黒塗りで隠したまま、急いで輸入再開となったコトはとても不安であり信用ができません。
査察というのは、私たちの税金を使って、私たちの食の安全を保障するために行うものですよね。


同じ違反が今後、繰り返されることはないのか。
再発の防止は徹底されているのか。
信頼できる対応をとってもらいたいと願うばかりです。

どうか、全ての牛を検査してください。
安心して食卓へ出したいのですから。