子どもに叱りすぎてしまったなと思うコトがよくあります。

叱り方は一環していなければならないと、言う人がいます。


いつもはダメなのに、今日はいいとか。
またその逆。
親の気分次第で、叱ったり黙認するコトはいけないのだと言います。


確かにその通りだと思うし、私もなるべるその日の気分によって態度を変えるのはやめようと思う。
けれど、やっぱりその日の状況や、私の精神状態によっては、いつもと同じというわけにはいかない時があります。


なぜこんなに怒ってしまったのだろうか・・・・と後悔の繰り返しです。


後悔や反省は、親自身の自己満足だと思うんです。


寝顔を見てどんなに反省しても、それは子どもには伝わらない。





失敗を繰り返してしまうから、なるべく後悔や反省の気持ちを子どもに伝えるように心がけています。




親なら誰だって子どもを愛しているに決まっている。

それは分かるんだけど、それでも子どもはきつく叱られたりすると、不安になると思うのです。


私は子どもの時に、母に愛されていると感じることができませんでした。

だからいつも不安で、母の要求するいい子を一生懸命に演じてきました。

褒められた記憶はほとんどありません。

何も言わない時が、母が私を受け入れてくれた時だと思っていました。



子ども時代は、愛情を実感できなくて不安でした。

そして今は、愛を伝えられないことが不安です。



だからこそ。
気持ちを素直に言葉にして子どもに伝えたいのです。


「いい過ぎたね」


「ごめんね」


「疲れてたから、ついつい怒っちゃったよ」


「本当は大好きなんだよ」


親だって、間違えるコトはあるというコトを子どもに教えたいと思うし、間違えたときは謝る姿を見せるのは何よりの教育だと思ってます。

親の威厳が云々という人がいるかもしれません。

けれど、何も取り繕う必要なんてないと思うんです。

親だって一人の人間。

そして子どもを、一人の人間として尊厳し、気持ちを伝えることは悪い事ではないはず。


言う事を聞かないからと言って、次はもっと厳しく叱らなければと思い、エスカレートしていけば返って逆効果なのです。

なので、たとえ謝らなくても、反省したり後悔したりする「気持ち」はとっても大事なコトだと思います。

それは親として成長していく過程のひとつだと思うので、
その気持ちがあれば、何かを感じて立ち止まり、自身を振り返るチャンスがあるのですから、きっと次に活かせます。


後悔したことで、叱りすぎたことが帳消しになるわけではありません。

それだけで終わってしまえば、それこそ親の自己満足に過ぎません。


親の不安な気持ちを必ず子どもは、感じ取ってしまうから。
叱りすぎたなと思った時は、ギュっと抱きしめてあげたら私も落ち着くし子どもも安心できると思います。