「アダルトチルドレン」という言葉は好きじゃないけれど、
その関連の書物やサイトを見ていると、
やはり自分自身もそうなのだと再認識してしまう。

アダルトチルドレン。
そのまま読むと、「大人子ども」
だけどそうではなくて、
子どもらしい子ども時代を過ごせずに、大人になった人。

子どもは、本来、何にでも興味を持ち挑戦しようとする心を持っています。
意欲的で行動的です。
しかし、大人の規制によって学習し「自分でやりたい」「手にとって触ってみたい」という気持ちを抑えるようになります。


つい先日、息子がコップにお茶を注いでいたとき、こぼしてしまいました。
私は、とっさに怒ってしまいました。
なんで怒ったんだろ・・・
こんなコトで怒ってしまうなんで母親失格だわ。

子どものヤル気を喪失させてしまうじゃない?

子どもの失敗を叱る母親なんて最低。


ここでの私の思考は、こうです。
うまく出来たとき褒めるというのは、「褒めて育てる」という観点からすると一見、良いことのように思いますが、
親の都合の良い条件を満たした時に「褒める」ことになります。

そうなると、子どもは自然に、親の期待に応えようと「褒められること」をして受け入れてもらおうとするのではないでしょうか。


このように条件付きでしか、自分を受け入れてもらえないと思い込んでしまった場合、
子どもは感情を抑えてしまう可能性があります。

そして、失敗をしてはいけないと思い込んでしまう可能性もあり、自信喪失へと繋がります。

子どもの失敗を怒ってはいけませんね。
本当にそう思います。

そして、今日。
また息子は自分でお茶を注いでいました。
やっぱり、こぼしてしまい私に叱られると思ったのか、泣いていました。
今日は、怒らずに「拭けばいいんだよ」と言えました。

自分で注ごうとしたコトを褒めてあげれば、もっと良かったかも。


子ども時代に、子どもらしい感情を親に受け止めてもらえなければ、
自己愛に乏しく、情緒不安定な大人になります。


親は子どもを愛しているつもりでも、その愛情は子どもに伝わってない場合があります。
子どもは不安感を募らせています。
親の都合のいいように愛してしまうと、子どもは親に合わせようとします。

私はそういう子ども時代を過ごしてきました。

アダルトチルドレンであると自覚したとき、私はとっても楽になりました。
子育ても何かの方程式にあてはめてそれに従わないと不安でなりません。


自分に自信が持てないのは育ってきた環境が影響しているのです。

自分のせいではないのです。
そのコトを認めて自覚すればきっといい方向へと進めると思います。