20代・女の珍しい鼠径ヘルニア手術 手術当日 | World Wide☺︎サンフランシスコ留学記

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手術当日は、朝から6時起床!
起きたらすぐに、腕に入ってる針に点滴を繋げられました。
そして身長体重を測定。朝一だったからか、身長が1.5センチ伸びてました♡
手術着と、T字帯(人生初のふんどし)、足圧ストッキングに着替えて時を待ちます
8:00ごろに看護師さんがきて、説明受けながら手術室へ。点滴をカラカラ押していきます。

手術室前の受付で、お母さんとバイバイ、
手術室のある自動扉の中にはいります。
(この時メガネかけたまままで入っちゃって、看護師さんが慌ててお母さんに渡しに行きました笑)

よくテレビに出てくる、あの手術室の扉の前で最終の本人確認をしました。手首についている名前タグを見て、バーコードをぴ。そして、名前を聞かれます。

手術室の中は、本当にドラマでよく見るまんまでした。緑色。ただメガネ外してるからよく見えない(視力0.03)。
横になってーと言われて手術台の上に横になります。手術台には、空気布団?のようなものが被せてあって温風が入っていて暖かかったです。
そこで、昨日の麻酔師さん登場。
「脊髄からの麻酔はやらないことになりました!」とのこと。ホッとした。
ペタペタシールを貼られ、自分の心臓の音が聞こえ始めました。なんか、心拍数上がるの恥ずかしくて笑、ゆっくりになるように意識してました笑

先生と麻酔師さん達が集まって、
「今日の手術はー」みたいな会を枕元で始められ、ぼーっと聞いてると看護師さんが話しかけてくれて少し雑談をしました。
もうその段階で、布団があったかくて若干寝そうに。
その後やっと、「それでは手術始めます。ゆっくり深呼吸してねー」言われて口元にマスクを当てられました。
深呼吸すること1.5回くらいで意識がなくなりました。全身麻酔ってすごい。
なんだかあったかくて、とてもふわふわーっとした夢を見てた気がします。
人生で1番気持ちの良い睡眠でした。
とっても気持ちよかったことだけ覚えてる。

で、「手術終わりましたよ、起きてくださーい」の声で起床。
目が覚めた瞬間からお腹と股関節に激痛。そして吐き気。全力で、「なんで起こしたの?!」て思いました。月曜日の朝の比じゃないくらい嫌な目覚め。
「痛みますか?」「はい。」
「吐き気とかありますか?」「はい。」
「まあ手術後なんでね、我慢してください」
ですよね。って思いました笑

ちなみに手術自体は1時間くらいで終わると言われてたのですが、3時間以上かかったらしい。
終わった時はすでにお昼だったそうです。
私はお母さんに聞いて後日知りました。

起こされたのが手術室の中だったので、そこからストレッチャーで病室へ移動。
ほんとはICUに1日入るんだけど、
満室とかで、私は自分の病室へ帰還。

麻酔の影響で吐き気酷いのに、
ストレッチャーの揺れで更に酔って、
お部屋ついた後に4人くらいの看護師さんにせーのでベッドに移され、ベッドの足元固定のためにガンガン揺らされ、更に吐く寸前。
でもお腹痛くて動けないから吐く体制には入れず我慢。
点滴と、両足のマッサージ機みたいなのと、酸素マスクと、血圧測るやつと、心臓の音のやつ?
をなんかたくさん管をつけられた状態でベッドに落ち着きました。
この酸素マスクがね、すっごい苦しいの。
でも、ズラしておくと看護師さんに直されるのね。
なんかアスリートとかが良く回復のために酸素カプセルとかに入るの思い出してる、
酸素吸った方が治る!って頑張って吸うんだけど
苦しくて顎にずらす、、みたいなのを繰り返しました。

待合室で待っててくれたお母さんも仕事があるのでいったん家に戻りました。この時に、iPhoneを預けたバックの中に入れたまま置いていってもらったのですが、これが失敗でした。
だってね、時間が一切わからないの。

お腹と股関節の痛みで身体が一切動かせず、
そうするとマッサージがついてる両足のかかとが
痛くなってくるのです。
ずっとかかとに重みがかかるから。

「お腹痛いですか?」
「はい」
「今日1日くらいは痛いからちょっと頑張ってね。」
とのこと。痛み止めは一回打つと数時間打てないのですが、この痛み止めも全然効かなかったです。

「カカトも痛いです」
とも伝えて見たのだけど
「血を流すために足なるべく動かしてね」
と言われました。
指先はね動かせるんだけどね、かかとが楽になるように動かすと、幹部の股関節がとっても痛いのですよ。だから動かせない。かかと痛い。しょーがない。

お腹と股関節とかかとの痛みと戦いながら時々うとうとを繰り返してました。
時計がないので時間の経過がわからず
窓から見える空の明るさで判断。笑
早く1日終われーって祈ってました。

こまめに熱と血圧を測っていたのですが
夕方ごろから熱が38度になり、暑すぎるので
看護師さんが布団を取ってバスタオルをかけてくれました。
そしてアイスノンを頭の下と脇に。これでだいぶ楽になった。

両親が様子を見に来てくれたのですが
少し話すとお腹の傷が痛くて、あまり話せず。
多分だいぶ心配かけたと思う。

夜中もこまめにアイスノンを取り替えてもらいながら
痛くてあまり眠れない状態でその日は頑張りました。

余裕だと思ってたのに。
こんなに痛いなんて。
二度と手術受けたくない。
と強く思いました。
健康志向への目覚めでした。