飛び跳ねて元気一杯で大声出しながら
周りをよく見てはしゃいでた
あの子の心の中は悲しみでパンパンに膨らんでいたんだろうな。



夜中3時くらいに付き添いで泊まってる嫁からラインが来た
嫁も寝付けない様だ
嫁は私以上に辛い思いをしてると思う
普段嫌な事あっても態度に出さず
いつも明るく前向きで笑わしてくれるのに
今回ばかりはこたえている様子だ
ラインで来たのには、こう書いてあった
みんなが帰った後泣いていた
何て娘だ。ママっ子だから2人切りになって気持ちが出せたんだね
やっぱり俺たちの前では強がってたんだね
いいんだよ泣きたい時には思いっきり泣けば気が済むまで。
パパとママに眼球摘出手術の話を聞かされ
先生方からも説明され
怖かっただろうね。
愛想笑いが引きつってたけど最後まで頑張ってよく聞いていたね
1年間も治療しても治らない
緊急に東京まで行き国立がんセンターに
連れていかれるし
先生は目を取った方がいい話をされてるし
彼女はがんをテレビでよく知っている
薄々は自分の置かれてる状態が
パズルの様に組み合わさっていくのが
何と無く解っていたんだと思う。
そこへきてパパとママに言われ
解ってる事言われたくないって感じに
なったんだと思う。
親としては解っていたと娘が
あの小さな体と心で悩んで
理解し難い出来事を必死に
受け止めようとしてたんだと思うと
辛く悲しく胸を締め付けられる
本当なら私のこの目玉をそのまま
移植して欲しい
わたしはもういい歳だ
この先一個あれば十分だ
しかしそれも叶わない
ならばせめて
検査全てオールクリアで
右目一個だけを持って行って下さい
娘の命だけはどうか削り取らないで
お願いします
本当に本当にどうか
全てがいい結果に終わります様に