すべての人のライフ・ワーク

雨の午後には
なんのために 生まれてきたのか
ふと 考えてしまう


疲れて 眠れない夜には
なんのために 生きているのか
答えが 見つけられなくなる


あてもなく 時間ばかりが
この先 無限につづくような気がして
人生そのものを 持てあましそうになってくる


けれど 見えないだけで 実は仕事がいっぱい
生まれてきた意味を見つける仕事
生きてゆく意味を作り上げる仕事
それは すべての人に与えられたライフ・ワーク
持てあましてなんかいられない
人生は けっこう忙しい

いくつもの長い夜

さびしくて さびしくて さびしくて
眠れない夜がある


くやしくて くやしくて くやしくて
眠れない夜もある


そんな夜は とても長くて
時計の針ばかりが 気にかかる
そして 闇の長さに ため息をつく


けれど 思い起こしてみれば
期待と興奮で
眠れない夜もあった
うれしくて 楽しくて
寝つけない夜もあった


苦しい夜もあるけれど
幸せな夜もある
これまでも そして この先も

わからないことだから

これから先どんなことが起こるのか、
考えると不安になる。
だけど、これからのことは、
わからないから、やっていける。
いまは見つけていないけれど
すきなことを見つけて
やりはじめるかもしれない。
あたらしい世界を知って
ちがうことをやっているかもしれない。
いま、やっていることが、
もっともっとすきになっているかもしれない。
この先どんなことがあって、
どんな自分になっていくかは
誰にもわからない。
だけど、だからこそ、がんばっていける。
だからこそ、希望を持っていられる。


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