センター方式A-1シート~認知症の症状は病名によってさまざま | 増田さんの介護福祉日記

増田さんの介護福祉日記

このブログは、2014年5月から
『真理を訪ねて30年~介護に学ぶ人間関係学』というタイトルで
私の日頃の活動を書いてきました。

2020年8月からは、現タイトルに変えて
人生100年時代の介護福祉について
日頃の活動を通して思うところを綴っています。

日(火)は、19時から20時まで、宮崎市内の住宅型有料老人ホーム平和台の杜さんにて、
『認知症の人のためのケアマネジメント センター方式(以下、センター方式)』https://www.dcnet.gr.jp/study/centermethod/ の勉強会を行いました。 

 

毎月第1火曜日19時から20時からの開催で、毎回1枚のシートを活用した演習方式です。
 

各人、今関わっている利用者の方(対象者がいなければ身内でも可)を対象にします。


今回は、フェイスシートである『Ahttps://www.dcnet.gr.jp/pdf/kensyu/center_sheet_A-1.pdf を使いました。

 

 

 

このシートは、名前、生年月日、住所、キーパーソン、認知症の診断名等の基本情報を記入するフェイスシートです。

ある意味とても記入しやすいシートですが、難しい箇所が2つあります。

1つは、日常生活自立度。

もう1つは、サービスを利用するまでの経過(家族や周囲の人が認知症の状況に気づいてからの経過)です。

 

日常生活自立度というものがあります。

それも『認知症』と『身体面』の2つに分かれています。

計画作成を担当する人等であれば使い慣れているかと思いますが、そうでない人にはあまりなじみのないものかと思います。

 

認知症の日常生活自立度は、認知症の『状態』を表しています。

Ⅰ・・・ひとりで暮らせる状態

Ⅱ・・・声かけ・見守りが必要な状態

Ⅲ・・・行動心理症状へのケアが必要な状態

Ⅳ・・・24時間、行動心理症状へのケアが必要な状態

M・・・入院・加療が必要な状態

という感じです。

 

このうちⅡとⅢは、さらに2つに分かれます。

Ⅱa・・・家の外で、声かけ・見守りが必要な状態

Ⅱb・・・家の中で、声かけ・見守りが必要な状態

Ⅲa・・・日中を中心に、行動心理症状へのケアが必要な状態

Ⅲb・・・夜間を中心に、行動心理症状へのケアが必要な状態

 

いずれにしても『状態』を表しているので、ⅢがⅡに改善する可能性などは大いにあります。

 

 

 

身体面である障害高齢者の日常生活自立度は、身体『能力』を表しています。

J・・・外出できる

A・・・歩くことができる

B・・・椅子に座ることができる

C・・・寝る

という感じです。

 

これらは、さらに2つに分かれます。

J1・・・公共交通機関を利用できる

J2・・・近所なら外出できる

A1・・・活動する時間が多い

A2・・・横になる時間が多い

B1・・・移乗できる

B2・・・移乗できない

C1・・・寝返りができる

C2・・・寝返るができない

 

A1・2だけが『状態』を表しているので、ここの評価だけが難しい感じですが、それ以外は『能力』を表しているので評価しやすいといえます。

いずれにしても『能力』を表しているので、急性期なら改善可能かもしれませんが、介護現場は維持期なので、認知症自立度のような改善は見込めない傾向があります。

 

介護現場では、本人の状態や能力をざっくりとイメージ・共有するために、上記のような評価スケールが使用されています。

 

 

 

サービスを利用するまでの経過(家族や周囲の人が認知症の状況に気づいてからの経過)も、記入が難しい箇所かもしれません。

 

ここは

・年月日

・様子

・その時にあった事など(背景)

と3つに分けて記入します。

 

認知症の診断名の下に続く項目なので、病名と症状について理解しておくと記入・理解しやすいのかもしれませんが、ここも計画作成を担当する人等であれば記入できるかと思いますが、そうでない人には記入しづらいかと思います。

 

認知症の診断名の半分は、アルツハイマー病と言われています。

症状の代表は、記憶障害です。

なので、認知症=物忘れの病気と認識されがちです。

 

ですが

・レビー小体型認知症の症状は、パーキンソン症状や幻視です。

・前頭側頭型認知症の症状は、常同行動や脱抑制です。

・脳血管性認知症の症状は、ダメージを受けた部位によってさまざまです。

当然他にも診断名はあり、全部で70種類あるとも言われています。

 

症状を観ると、それぞれ全く違う病気に視えますが、『認知症』という症状名で一括りにされています。

認知症の理解において難しいところですね。

 

 

 

私は、4月までは父を書いていましたが、4月23日(月)に亡くなったので、今回から母に切り替えました(^_^;) 

 

 

母は、まだ要介護状態ではありません。

それでも実際に書いてみることで、上記のようないろんな気づきがありました。

 

特に、サービスを利用するまでの経過(家族や周囲の人が認知症の状況に気づいてからの経過)は、書く機会が早ければ早いほどいいなぁと思いました(#^^#)

 

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