ソニーのネットワークへの侵入事件で関与が疑われた国際ハッカー集団「アノニマス」が24日、安全保障・治安問題を専門とする米民間調査機関ストラトフォー・グローバル・インテリジェンス・サービスのコンピューターから9万人分の顧客情報を盗み出したとする犯行声明をネットに投稿した。米メディアが25日に報じた。
 ストラトフォーの顧客には、国連や米国防総省のほか、航空機製造大手ロッキードマーチンや金融大手バンク・オブ・アメリカなど米有名企業が名を連ねている。
 アノニマスは、犯行の証拠として4000人分の顧客氏名とカード情報や自宅住所をネットで公開。カードを不正利用して100万ドル(約7800万円)を慈善団体などに寄付すると宣言し、実際に米国赤十字などに対する寄付5件分の領収書も掲示した