25日午前3時35分ごろ、北海道稚内市の宗谷岬から北東約35キロのオホーツク海で、カンボジア船籍の貨物船「GINGA」(19トン)が救難信号を発信した。第1管区海上保安本部(小樽市)が周辺海域を捜索。救命胴衣を着て漂流中の男性2人を発見したが、いずれも死亡が確認された。貨物船の行方は不明。
 また、ロシア海難救助当局から1管に1人の遺体を引き揚げたとの連絡があった。1管は、男性2人の遺体をロシア人乗組員とみて、洋上で遺体をロシア当局に引き渡し、船の行方を捜索した。
 1管によると、貨物船にはロシア人とインドネシア人の男性計8人が乗船していた。26日朝、稚内港で積み荷のカニを降ろす予定だったという