26日午前4時5分ごろ、東京都千代田区九段北の靖国神社で、拝殿の手前にある「神門(しんもん)」(高さ約13メートル)の木製の扉から出火しているのに警備員が気付き、消火器で消し止めた。左扉の一部が焦げたが、けが人はなかった。灯油のような液体がかけられた跡があり、警視庁麹町署は、非現住建造物等放火容疑で捜査している。

 同署によると、付近の防犯カメラに黒っぽい服を着た男が火を付ける姿が映っていたという。現場には、カップ酒の空き瓶2本があり、中に少量の油が残っていた。

 靖国神社広報課によると、神門の扉は午後5時から午前6時まで閉められているが、扉の前までは自由に行くことができる