各地の児童相談所などで、22日~25日にかけランドセルなどの“クリスマスプレゼント”が相次いで見つかった。昨冬同様、タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る贈り主も多く、職員らは「年末に温かい気持ちのプレゼントをもらった」と話している。

 神奈川県厚木市の厚木児童相談所に23、24の両日、菓子や文具、加湿器などの贈り物3件が相次いで届けられた。贈り主は伊達直人などだったが、それぞれ別人からのプレゼントとみられるという。

 千葉県我孫子市でも市役所前で25日午前、ランドセル5個が見つかった。贈り主は「我孫子にもいた沢山の伊達直人」。山形県南陽市役所では22日午前6時ごろ、ランドセル6個があるのを警備員が見つけたが、ここでも伊達直人の名前で「メリークリスマス!! 未来ある子供たちにプレゼントしてください」と書かれた手紙があった。

 埼玉県では、県中央児童相談所(上尾市)など3カ所で23~24日にかけ、計16個のランドセルが積まれているのを職員が発見。このほか、群馬県高崎市の児童養護施設でもクリスマスケーキなどが届けられた。