アメリカ・デトロイト行きの「ノースウエスト航空」機で起きたテロ未遂事件で、中東・イエメンなどを拠点とする国際テロ組織「アルカイダ」系のグループが28日、犯行を認める声明を出した。

 犯行声明は、「アラビア半島のアルカイダ」がイスラム系のウェブサイトに載せたもので、今回の事件で犯行声明が出たのは初めて。声明によると、テロは、アメリカが支援しているイエメンでの大規模な空爆に対する報復のためだとしている。

 アブドルムタラブ容疑者はこれまでの供述で、アルカイダとの関係を主張、またグループ側も「容疑者に爆発装置を提供した」としており、今後、さらに裏付け捜査が進められる。