イギリスで複数の航空機を飛行中に爆破させるテロ計画が発覚した事件で、逮捕された容疑者以外にも20以上のグループがテロを計画しているとみてロンドン警視庁が捜査を行っていることがわかった。

 ロンドン警視庁は、一部の容疑者についての拘置期限が迫っていることから、急ピッチで捜査を進めている。今回の事件以外にも、イギリス国内では20以上の組織によってテロが計画され、捜査が続けられているとの情報もある。計画は初期段階にあるものの、今回の事件に彼らが刺激されて動くのではないかと警戒が強まっている。日本テレビの取材では、ヒースロー空港の爆破計画があったことがわかっている。

 イギリスの新聞「サンデータイムズ」は13日、逮捕された容疑者の中に、国際テロ組織「アルカイダ」の、イギリスにおける指導者が含まれていると伝えている。過去の事件にも関与していた疑い。

 週末を迎えたイギリスの空港では約3分の1の便がキャンセルされるなど、現在も混乱が続いている。テロへの警戒は今後も続きそうだ。