アラビア半島のイエメンで15日、テロとみられる爆発が起き、韓国人観光客ら5人が死亡した。この事件の調査などにあたるため、現地入りしていた韓国政府の対応チームが日本時間18日午後、爆発に遭った。

 イエメン東部の世界遺産の街・シバームで15日に起きた爆発では、韓国人観光客4人と自爆犯とみられる1人が死亡した。イエメン政府は韓国側に対し、国際テロ組織「アルカイダ」の犯行との見方を伝えていた。

 この事件の調査などにあたるため、韓国政府のチームや遺族が現地入りしていたが、日本時間18日午後、首都・サヌアで一行が乗った車の列で爆発が起きたという。韓国の外交通商省によると、車が破損したものの、人命に被害はないということだが、再びテロの標的になった可能性が高く、背景が注目される。