先週、アメリカ北東部を激しい風と雨氷(うひょう)が襲い、約88万世帯が停電するなどの被害が出ている。

 11日から12日かけて、アメリカ・ニューハンプシャー州などが暴風を伴う雨氷に見舞われた。雨氷とは、0℃以下の冷たい雨粒が地面に着いた途端、氷になる現象で、電線が凍ったり、凍った木々が倒れて車や家を直撃したりする被害が出ていて、AP通信によると、現在も約88万世帯が停電している。非常事態宣言が出され、復旧作業が続けられているが、電力が完全に戻るには数日かかるという。

 また、この悪天候で自家発電機を使っていた男性が一酸化炭素中毒になるなど、少なくとも3人が死亡している。